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第1話
スティーブ・アーノットはAC-12と呼ばれる警察内部の不正を探る特捜班に着任し、そこでトニー・ゲイツ警部に関する捜査に加わる。年間最優秀警察官に選ばれるほど優秀なゲイツが何故捜査対象になるのか最初は訝しがるアーノットだったが、上司のヘイスティングス警視の毅然とした捜査姿勢や、とあるひき逃げ事件の捜査資料から、次第にゲイツに関する真実を明らかにする必要があると考えるようになる。
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第2話
ゲイツの仕事の裏には、点数稼ぎの多重摘発や愛人によるひき逃げ事件等の隠しておきたい事情があった。事故の当事者であるゲイツの愛人・ジャッキーは、ふたりの関係を隠し他人として出頭。ひき逃げ事故を起こした車は「盗難に遭った」と説明するが、捜査が進展するにつれゲイツは彼女との関係を絶とうと必死になる。事件の裏には、ゲイツも知らない真相があったのだ。彼は幸せな結婚生活とキャリアの間で選択を迫られる。
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第3話
ゲイツとジャッキーの関係を疑い始めたアーノットは、ジャッキーの家へ。中にはゲイツがおり「ジャッキーを逮捕するために来た」と言う。テーブルにはグラスがふたつ、カーペットには血溜まりがあったが、遺体は何処にもない。しかし、アーノットは、ふたりの関係が捜査に影響を及ぼしたことを確信。潜入捜査でゲイツの班に入ったケイト・フレミングの協力を得て、ゲイツをはめるための罠を仕掛けることに。
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第4話
ゲイツの処分と予算削減を天秤にかけられ捜査から外されたアーノットに反し、フレミングは事件の真相を暴くため単独での潜入を継続する。しかし、その行動がゲイツ班の一員であるナイジェル・モートンの目に止まってしまう。ひとつでもミスをすれば潜入捜査官であるとバレてしまいかねない。そんな中、アーノットが捜査に復帰。引き続き表向きは多重摘発、その裏では資金洗浄と殺人事件の捜査を続けることに。
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第5話 (最終話)
家族に危険が及んだことで、ゲイツは逃亡。早期逮捕の圧力がかかるAC-12は、共謀や誘拐、殺人未遂等の疑いで捜査を続ける。しかし、誘拐されたアーノットを救出したのはゲイツだった。彼は家族や自身のキャリアを守るため、一連の事件の犯行組織の首謀者を差し出すとアーノットに伝えるが……。遂に首謀者・トミーの電話番号のひとつが判明。アーノットとフレミング、そしてゲイツもその車を追跡する。
作品詳細
調査対象となった功績も人望もあるベテラン刑事と捜査官たちが熾烈な戦いを繰り広げる。
スタッフ
[監督]デヴィッド・キャフリー/ダグラス・マッキノン
(C) Ed Miller World Productions