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チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮
チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮
330ポイント~

チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮

あの田口&白鳥コンビが帰ってくる!今度の舞台は終末期医療。“死”を司る桜宮一族。鉄壁の絆とプライドを持つ一族が守ろうとした“秘密”とは!?

2014年 11話

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話 消えた医師

    東城医大病院心療内科の特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)は、病院長の高階権太(林隆三)の命を受け、地方の総合病院「碧翠院」へ派遣される。碧翠院では、回復の見込みがない患者の痛みを緩和し、積極的延命治療よりQOL(生活の質)を高めることを尊重する“終末期医療”に取り組んでいる。院長の桜宮巌雄(柳葉敏郎)は警察医も兼務。2人の娘とともに患者たちから絶大な信頼を得ていた。到着した田口を出迎えたのは、緩和ケア医でもある長女・小百合(水野美紀)と、産婦人科医の次女・すみれ(栗山千明)。さらに、そこにはなぜか自らの立場を隠し、皮膚科医として患者を治療する白衣の白鳥圭輔(仲村トオル)の姿もあった。驚く田口をよそに、ある思惑を抱いて病院に潜入していた白鳥は、久しぶりに碧翠院を訪れたという放射線科医の立花善次(宅間孝行)に声をかけられ…。

  • 第2話 一族の過去

    田口(伊藤淳史)は、碧翠院に「螺鈿の部屋」という死が迫った患者のみ入れる特別な部屋があることを入院患者たちから聞き出す。巌雄(柳葉敏郎)が家族ぐるみで、その部屋に失踪した立花(宅間孝行)を隠しているのではと考えた白鳥(仲村トオル)は、小百合(水野美紀)に疑心を突き付けて鍵を開けさ、部屋の中へ。やがて、部屋を出た白鳥の携帯電話に一通のメールが届く。差出人は“タチバナ”と名乗る人物。メールには太股と手のCT画像が添付されており、東城医大放射線科の島津(安田顕)に見てもらうと、画像はおそらく死後に撮影されたもので男性の可能性が高いという。その頃、碧翠院では入院患者のトク(佐々木すみ江)の容体が悪化。一方、白鳥は長野に出向き、立花の自宅で古い写真を発見。そこには立花と小百合、すみれのほかに見知らぬ少年が写っていた。

  • 第3話 画像から見えた真実

    白鳥(仲村トオル)が、再び送られてきたCT画像を島津(安田顕)に見せると、画像の撮影者が専門家ではない“素人”だと判明。さらに、島津から遺体の推定年齢と骨格の特徴を聞いた白鳥は、心当たりで表情を曇らせ、撮影された場所は碧翠院ではないかと田口(伊藤淳史)に告げる。一方、碧翠院には、すい臓がんを宣告された25歳の中学校教師・菊池日菜(南沢奈央)が転院してくる。死を間近に感じ、自暴自棄になった日菜は、治療や検査、食事までも一切拒否。そんな日菜に対し、田口は励ましの言葉をかけるが、かえって日菜を怒らせてしまう。その頃、白鳥の元には“タチバナ”から3通目のメールが届く。1通目には太股と手、2通目には胸と腹のバラバラのCT画像。そして、今回添付されていたのは…。

  • 第4話 狙われた白鳥

    白鳥(仲村トオル)は立花(宅間孝行)の死を確信し、巌雄(柳葉敏郎)を追及する。遺体が見つからない以上、警察は動いてはくれず、完全に行く手を阻まれた白鳥は、碧翠院での立花の目撃者を探すことに。立花のAi画像が碧翠院で撮られたのではと疑う白鳥は、放射線技師の戸山(渡部豪太)に揺さぶりをかける。一方、碧翠院では、入院患者のうめ(丘みつ子)の誕生日に、本人の希望で生前葬を行うことになる。乗り気ではない田口(伊藤淳史)とすみれ(栗山千明)をよそに、死は特別な恐怖ではないと教えるのも医者の仕事だと前向きな巌雄。数日後、戸山に呼び出された白鳥は、立花から自分宛てにメールが届いていたと打ち明けられる。勤務先の長野の病院の医療ミスを告発しようとしていた立花は、その患者を巌雄が解剖すると知り、事前にAi画像を送ってきていたのだった。

  • 第5話 暴かれた解剖のミス

    CT室ですみれ(栗山千明)を追い詰めている最中に背後から殴られ、意識を失った白鳥(仲村トオル)。階段の下で倒れているところを救助された白鳥は、自分を殴った人物を探すため、記憶を失くしたふりをすることに。すみれは消されたはずのCT画像が白鳥の手に渡っていると知り激しく動揺するとともに、あくまで落ち着いている姉の小百合(水野美紀)に、いら立ちを覚えていた。そんな中、患者の美智(左時枝)の容体が急変。原因は薬の過剰投与で、処方したのはすみれだった。白鳥は、すみれが処方ミスと見せかけて美智を殺そうとしたのではと追及する。そんなすみれの様子を見た田口(伊藤淳史)は、薬の過剰投与の原因が別にあることを見抜き…。その頃、入手したCT画像を見ていた白鳥は、画像の、ある箇所に違和感を抱く。ついに巌雄(柳葉敏郎)らを呼び集めた白鳥は…。

  • 第6話 目撃者、消される

    巌雄(柳葉敏郎)に立花(宅間孝行)殺害への関与を否定された白鳥(仲村トオル)は、桜宮一族と立花の関係を調べ始める。そんな中、患者の神岡(神保悟志)が暴れ出す。すると、神岡の体を支えきれずに倒れ込んだ小百合(水野美紀)は、突然何かを思い出したように怯え出し、動けなくなってしまう。田口(伊藤淳史)から、その様子が恋人から暴力を受けた女性の症状に似ていると聞いた白鳥は、小百合が過去に何者かに暴力を振るわれたのではないかと推測し、8年前のある事件に辿りつく。そして、田口やすみれ(栗山千明)の前で小百合を追及するが…。その晩、白鳥は小百合の事件と葵(山﨑賢人)の死亡事故が、いずれも8年前に起きていることに気付く。一方、天馬(上遠野太洸)は桜宮家の重大な秘密を知り、さらに放射線技師の戸山(渡部豪太)は夜、CT室で驚きの光景を目にする。

  • 第7話 迷宮に隠された死者

    放射線技師・戸山(渡部豪太)が遺体で発見され、白鳥(仲村トオル)は碧翠院と利害関係のない東城医大に解剖を依頼。さらに、田口(伊藤淳史)や刑事の小幡(池内万作)とともに、小百合(水野美紀)の案内で碧翠院の中を詳しく調べ始める。すると、碧翠院は桜宮家の人々が人目につかず敷地内を自由に移動できる構造になっていた。白鳥は巌雄(柳葉敏郎)らに戸山殺害時のアリバイを確認するが、どれも偽装できそうなものばかり。しかし、巌雄に恩義を感じる警察は、必要以上の捜査をしようとしない。そんな中、戸山が亡くなった晩、天馬(上遠野太洸)とすみれ(栗山千明)が二人で病院を出て行ったことが明らかに。再び病院を抜け出す二人を見つけた白鳥が尾行すると…。

  • 第8話 殺人犯は死者!?

    すみれ(栗山千明)と天馬(上遠野太洸)が何者かと密会していたコテージから、こっそりティーカップを持ち帰った白鳥(仲村トオル)は、刑事の小幡(池内万作)に指紋を調べてほしいと依頼。すると、8年前に起きた連続レイプ事件の容疑者の死亡現場に残されていた指紋と一致する。小幡によると、容疑者の遺体発見当初、警察は現場の状況から殺人事件と見立てたが、検死を担当した巌雄(柳葉敏郎)が“病死”と判断したため、それ以上の捜査は行われず、残された指紋の持ち主も分からないままだったという。それを聞いた白鳥は、巌雄が何者かをかばって殺人を隠ぺいしたのでは…と推理する。一方の田口(伊藤淳史)は、事故から8年経った今も、息子・葵(山﨑賢人)の死を受け入れられずにいる華緒(相築あきこ)の様子が気になっていた。

  • 第9話 地下迷宮のトリック

    「螺鈿の部屋」に入った患者が、皆あまりにも“理想的”に亡くなっていることに違和感を覚えた白鳥(仲村トオル)は、碧翠院で安楽死が行われているのではないかと田口(伊藤淳史)に告げる。にわかには信じがたい田口は、巌雄(柳葉敏郎)のルーツを辿るべく、かつて同じ病棟で働いていた東城医大の藤原(名取裕子)の元を訪ねる。そこで、20年前、巌雄が外科医として第一線で活躍しながらも過剰な延命治療に反対し、周囲とぶつかっていた話を聞く。その頃、姿を消した葵(山﨑賢人)と華緒(相築あきこ)の行方を追う白鳥は、小幡(池内万作)とともに碧翠院の地下通路を探索していた。すると、解剖室や桜宮家とは別に、ある所につながっている通路を発見。そこには、車椅子が通ったとみられる車輪の跡と、ボタンが一つ落ちていて…。

  • 第10話 真犯人の告白

    加賀(山本圭)が「螺鈿の部屋」に入り、田口(伊藤淳史)は安楽死を疑う白鳥(仲村トオル)の指示で看取りに立ち会うことに。しかし、加賀が息を引き取るその瞬間まで、巌雄(柳葉敏郎)や小百合(水野美紀)に不審な点は一切見当たらない。疑惑を拭えず、さらに加賀の遺体を調べようと東城医大から島津(安田顕)を呼ぶ白鳥。しかし、安らかな最期をみとった田口は、そんな白鳥について行けず2人は衝突する。そんな中、巌雄の携帯電話に華緒(相築あきこ)からの着信が。電話をかけてきたのは葵(山﨑賢人)で、発作を起こした葵が華緒に重傷を負わせたらしい。小百合やすみれ(栗山千明)は、ひそかに碧翠院に戻った華緒を懸命に処置するが、その様子を田口に見られてしまう。ついに葵と向き合う田口と白鳥。しかし、立花殺害、そして戸山殺害の真相は思いもよらないものだった。

  • 第11話 (最終話) その医療は、正義か罪か

    長野の放射線科医・立花(宅間孝行)と碧翠院の放射線技師・戸山(渡部豪太)を殺害した犯人が明らかになる一方で、碧翠院の患者が皆、不自然なほど穏やかな最期を迎えることに違和感を覚えていた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)。院長の巌雄(柳葉敏郎)が安楽死を行っているのではと疑いを抱き、田口は看取りに立ち会うが、不審な点は何一つ見つからずにいた。そんな中、亡くなった患者のAi(死亡時画像診断)画像を見ていた白鳥は、ついに「螺鈿の部屋」で行われている看取りの“からくり”に気付く。証拠を突きつけようと、巌雄を探す2人。だがその頃、「螺鈿の部屋」では既に美智(左時枝)が最期の時を迎えようとしていた。田口と白鳥の動きに気付いた小百合(水野美紀)は、部屋の内側から鍵をかけてしまう。はたして、碧翠院で行われている終末期医療の秘密とは…。

作品詳細

伊藤淳史演じる“人のいい心療内科医”田口公平と、仲村トオル演じる“厚生労働省の変人官僚”白鳥圭輔が、笑いと絆の絶妙なコンビ感で新しい医療ドラマの分野を開拓してきたチーム・バチスタシリーズ。今まで、心臓外科、救命救急センター、法医学など、ミステリーでありながらもさまざまな現代医療の問題点を描いてきたが、今回取り上げるのは終末期医療。舞台は終末期医療を主としつつ周辺の死因不明遺体の検死も行う地方病院「碧翠院(へきすいいん)」。お馴染みの田口&白鳥の掛け合いはもちろん、新たに加わったキャスト陣とのやり取りも見ものだ。

スタッフ

[原作]海堂尊[脚本]後藤法子[演出]今井和久/白木啓一郎/植田尚[プロデューサー]豊福陽子/遠田孝一/八巻薫[音楽]羽岡佳[主題歌]東方神起[制作]関西テレビ/MMJ

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(C)海堂尊/KADOKAWA/関西テレビ/MMJ

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