
震災後の生き方を見つめる 『風の電話』特集
『風の電話』
もう一度、話したい
あの丘にある<風の電話>へ、天国に繋がるただ一つの電話へ、今日もまた人々が訪れる。
岩手県に実在する電話ボックス、<風の電話>。
その電話に、電話線はつながっていない。しかし、東日本大震災以降、3万人を超える人々がこの場所を訪れている。
どうしても話したい大切な人に、そこにいるのが当たり前だった家族に、さよならを伝えたい──。
そんな悲しみを抱え生きる人々に、今も静かに寄り添う珠玉の物語。
特集期間:2023/3/10(金)~2023/4/30(日)
もう一度、話したい
あの丘にある<風の電話>へ、天国に繋がるただ一つの電話へ、今日もまた人々が訪れる。
岩手県に実在する電話ボックス、<風の電話>。
その電話に、電話線はつながっていない。しかし、東日本大震災以降、3万人を超える人々がこの場所を訪れている。
どうしても話したい大切な人に、そこにいるのが当たり前だった家族に、さよならを伝えたい──。
そんな悲しみを抱え生きる人々に、今も静かに寄り添う珠玉の物語。
特集期間:2023/3/10(金)~2023/4/30(日)
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映画『風の電話』モトーラ世理奈×諏訪敦彦監督インタビュー
※2020年劇場公開時のインタビュー(2019年撮影)となります。
※2020年劇場公開時のインタビュー(2019年撮影)となります。
東日本大震災で被災した岩手県大槌町に実在する〈天国に繋がる電話〉が紡ぐ再生の物語
『風の電話』
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風の電話
17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか―。憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦友和)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続いていき…。そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。
(C)2020 映画「風の電話」製作委員会