Re:ゼロから始める異世界生活 3rd Season
最悪の災厄に、何度でも立ち向かえ。
- エピソード
- 作品詳細
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第51話 劇場型悪意
聖域での戦いから1年が過ぎ、エミリア陣営も一致団結、充実した日々を送っていたスバル。しかし平穏な日常は、1枚の書状によって終わりを告げる。アナスタシアの使者としてやってきたヨシュアとミミによって届けられたのは、水門都市プリステラへの招待状。そこにはパックの新たな依代として、エミリアが探していた魔晶石を持つ商人がいるという。プリステラへと出発したスバルたちを待っていたのは、懐かしい顔ぶれだった。
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第52話 氷炎の結末
刻限塔に現れた魔女教大罪司教『憤怒』担当シリウス・ロマネコンティによって、訳の分からぬままに命を奪われたスバル。シリウスの凶行を阻止すべく、刻限塔へと向かったスバルは、鎖で拘束されていた少年・ルスベルを救おうとするが、突如として言い知れぬ恐怖に襲われる。震える足を押えながら、必死に体を支えようとするスバルの耳に響いたのは、嬉しそうなシリウスの声。疑念に囚われたスバルに、シリウスの鎖が襲いかかる。
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第53話 ゴージャス・タイガー
シリウスが放った炎からエミリアを救ったのは、魔女教大罪司教『強欲』担当レグルス・コルニアスだった。気を失ったエミリアを抱きかかえ、彼女を自らの花嫁だと話すレグルス。シリウスはエミリアを焼き尽くすため、レグルスごと再び滝のような炎を浴びせる。一方、ミューズ商会へと向かうオットーの目の前で、警備員が何者かに捻り潰されてしまう。その凶行は魔女教大罪司教『暴食』担当ライ・バテンカイトスの仕業だった。
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第54話 都市庁舎奪還作戦
遊びに出てから帰ってこないというリアラの子供たちを探して、都市庁舎前の広場にやってきたガーフィールとミミ。そこには切り捨てられた数十に及ぶプリステラの衛兵たちが横たわっていた。その惨劇を起こした二振りの大刀を持った巨漢に片刃の剣を持った魔女教徒が二人の前に立ち塞がる。そしてミーティアを通じて魔女教大罪司教『色欲』担当カペラ・エメラダ・ルグニカの悪辣な笑い声がプリステラに響き渡る。
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第55話 濁流
何を質問されているのかわからないエミリアの様子を見て、自らが思い描いていた理想の乙女そのものであると話し、目を輝かせながら喜ぶレグルス。困惑するエミリアは着替えを持ってきた百八十四番と呼ばれる女性にレグルスのことを聞く。都市庁舎の屋上でクルシュと共にロイと交戦していたスバルは、ユリウスに戦いを託し、放送用のミーティアの下へ急ぐ。そこには黒竜と後ろ手に縛られた人質の少女の姿があった。
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第56話 騎士の条件
まるでプリステラを洗い流すかのような濁流に飲み込まれてしまい、気を失ったスバルが目を覚ますと、そこにはプリシラとリリアナの姿があった。スバルを拾い上げた二人から伝えられたのは、放送用のミーティアを通じて、カペラが告げた魔女教の新たな要求。スバルは怒りに震え、負けてられるかと吠える。その気概に感心したプリシラがスバルに対して褒美をとらせると告げるも、三人の眼前に醜悪な亜獣が出現する。
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第57話 最も新しい英雄と最も古い英雄
倒した魔女教徒の一人が持っていた対話鏡を手に取ったアル。蓋を開けると鏡が光り始め、偶然にもエミリアと繋がる。想定外の事態に驚くアルに対して、大罪司教たちの居場所やベアトリスを守ってほしいなど様々なことを伝えるエミリア。スバルたちの下に戻ったアルがエミリアからの言伝を果たすと、そこにガーフィールが飛び込んでくる。スバルに勢いよく抱きついたガーフィールは今にも泣きそうな顔をしていて……。
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第58話 いつか好きになる人
都市庁舎の会議室に集まったスバルやアナスタシアたち。そこにラインハルトたちも駆けつけ、スバルたちは魔女教が要求している4つのことについて話し始める。魔女の遺骨、銀髪の乙女、人工精霊についてはある程度わかっているが、叡智の書についての手がかりはなく、実在するのかどうかも含めて、頭を悩ませる一同。そこへオットーが手を挙げ、叡智の書をプリステラへ持ち込んだのは自分だと告げる。
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第59話 混戦都市
エミリアを取り戻すため、強欲の大罪司教レグルスの元に向かったスバルとラインハルト。彼らに続き、プリシラとリリアナは四番街の憤怒、ガーフィールとヴィルヘルムは一番街の色欲、ユリウスとリカードは二番街の暴食の大罪司教の元へと向かい、制御塔四ヶ所同時攻略の火蓋が切って落とされる。一方、叡智の書回収のために単独行動中のオットーは、街中で暴食の大罪司教ライと遭遇してしまう。
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第60話 強欲攻略戦
アナスタシアたちが残る都市庁舎に姿を現したのは色欲の大罪司教カペラだった。龍の血に苦しむクルシュをどうすれば治せるか問うフェリスだったが、カペラがまともに応対するはずもなく、拘束されてしまう。一方、三番街ではラインハルトとレグルスによる最強対無敵の戦いが本格化していた。あらゆる攻撃を無傷でやりすごす「無敵」のカラクリを解き明かすべく、スバルとエミリアは様々な作戦に挑む。
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第61話 リリアナ・マスカレード
吟遊詩人の一族に生まれ、独り立ちしたのはわずか齢十三のとき。リリアナ・マスカレードの大冒険は、水門都市プリステラの『歌姫』と呼ばれた今も、赤と白の炎の中で続いていた。シリウスの下種の勘繰りに怒りを露わとするプリシラに対し、憤怒は最も忌むべき感情、自らの権能がもたらす共感と相互理解こそが愛の第一歩だと告げるシリウス。そんなシリウスに、リリアナは馬鹿なのかと投げかける。
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第62話 レグルス・コルニアス
レグルスの権能の秘密に花嫁たちが関係していると考えたスバルは、エミリアに花嫁たちを託す。エミリアが半壊した聖堂に戻ってくると、花嫁たちは未だ整然と座ったままだった。感情のない視線を向けてくる花嫁たちを見て、レグルスを倒すために力を貸してほしいと告げるエミリア。長期間にわたってレグルスに支配された絶望は色濃く、感情を押し殺す百八十四番に、エミリアは自らの言葉で語り掛ける。
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第63話 戦士の称賛
オットーやフェルトたちとライの戦闘は続き、地下水道ではアルが再生し続けるカペラとの死闘を広げていた。そしてクルガンとの戦いの最中、肉塊に飲み込まれたガーフィールは獣化して抜け出したのもつかの間、襲いくる亜獣への攻撃を躊躇してしまう。エルザの幻影になおも縛られるガーフィールの眼前で亜獣を潰したのは、八つ腕のクルガン。闘神と呼ばれた本物の英雄が、ガーフィールを圧倒する。
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第64話 テレシア・ヴァン・アストレア
月明かりの下でテレシアと切り結ぶヴィルヘルム。激しい剣戟が夜に火花を散らす。決死の表情のヴィルヘルムに対して無表情のテレシアだが、それはかつて「剣鬼」と「剣聖」が交わした鋼越しの求愛だった。けれどふいに聞こえたハインケルの声に動きを止めてしまうヴィルヘルム。踵を返し、ハインケルのほうへ歩き出すテレシア。ヴィルヘルムは我が子を手にかけようとするテレシアに、俺を見ろと叫ぶが――。
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第65話 醜悪なる晩餐会
ミーティアを取りに抜け出したフェルトの帰還を待ち、粘るオットーたちだったが軽快に飛び回るライに翻弄され、時間だけが過ぎていく。そして二番街の制御塔では、ユリウスとリカードがもう一人の暴食、ロイに苦戦を強いられていた。ユリウスの精霊術もリカードの大鉈も、全てを知り尽くしているかのように回避するロイ。そしてロイは互角の戦いに歓喜しながら、伏せていたはずのリカードの名前を口にする。
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第66話 (最終話) プリステラ攻略戦リザルト
ライに食べられかけたオットーを間一髪のところで救い出したのは、目覚めたベアトリスだった。かつて食べた「記憶」からレムの言葉を紡いで嘲笑するライに、こいつだけはスバルに会わせるわけにはいかないと誓うベアトリスとオットー。しかし、スバル不在のベアトリスが使える魔法は残り5発。魔晶石を砕きながら大魔法を連発するも決定打には足りず、ライの権能が「白竜の鱗」の人員を食らっていく。
作品詳細
襲い来るエルザたちの猛攻を退け、大兎との戦いでベアトリスとの契約を果たした「聖域」の解放から1年が過ぎた。王選に臨むエミリア陣営は一致団結、充実した日々を送っていたナツキ・スバルだったが、平穏は使者によって届けられた一枚の書状によって終わりを告げる。それは王選候補者の一人、アナスタシアがエミリアへ宛てたルグニカの五大都市に数えられる水門都市プリステラへの招待状だった。招待を受け、プリステラへ向かうスバルたち一行を待っていたのは様々な再会。一つは意外な、一つは意図せぬ、そして一つは来るべき。水面下で蠢く悪意の胎動と降りかかる未曾有の危機。少年は再び過酷な運命に立ち向かう。