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凍牌~裏レート麻雀闘牌録~
凍牌~裏レート麻雀闘牌録~
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凍牌~裏レート麻雀闘牌録~

どうしたの― 震えてるよ

毎週土曜日2:53より最新話見逃し配信中!

2024年

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 無料

    第1話 少年

    深夜の雀荘で麻雀に興じる、いかにもガラの悪い男たち。そんな場所に似つかわしくない、制服姿の少年がいた。大人たちに交じって麻雀を打ち、負けが込んできた少年は本原という男に一発逆転をかけた勝負を申し込む。記憶力に絶対の自信を持つ本原は自分が負けるはずがないと高をくくっていたが、常人離れした記憶力を発揮する少年の前にあえなく撃沈。その少年の通り名は「氷のK」。彼と裏レート麻雀との出会いは3か月前に遡る――。

  • 第2話 少女

    インターネット麻雀で知り合った「まっちゃん」から初めてのリアル麻雀に誘われたケイ。しかし、まっちゃんはマトモな社会の人間ではなく、はじめからケイをカモにするつもりだったのだ。タガログ語で会話するまっちゃんたち3人のチームプレーに翻弄され、ケイは次第に追い詰められていく。そんなケイを救ったのは、アミナという少女の発した一言。大逆転で勝利したケイだったが、彼が欲したのは金ではなく意外なものだった。

  • 第3話 堂嶋

    ケイはアパートの部屋で段ボール箱いっぱいの札束を見せる。それは賭け麻雀で稼いだものだったが、「お金より命だいじ」というアミナの心配をよそにケイはまたも高レートの卓へと出向いていく。そこで待ち構えていたのは堂嶋という男。衝撃的な出会いを果たした堂嶋との再戦に、ケイは静かに闘志を燃やしていた。堂嶋が用意した1億に対して、ケイの持ち金は3千万。互いの有り金全部を賭けて戦うデスマッチ、勝つのはどっちだ!?

  • 第4話 畑山

    「賭け麻雀はもう潮時」――そう思うケイだったが、関からの電話はやはり断れず、畑山という男とコンビで代打ちをすることに。勝てば報酬は2千万、ただし負けた場合には足の指10本を奪われる大勝負に挑むケイ。しかし肝心の畑山は勝負の前でもグーグー寝ているような、のんきな男だった。しかも、コンビ打ちにも関わらずケイと足並みを揃えようともしない。だが、ケイが自分から役満を上がったことで畑山の目つきが変わっていく。

  • 第5話 小指

    「一軍」入りの最終テストを受けさせられるケイ。目を覚ましたときには、無残にも左足の小指が切断されていた。再接着までのタイムリミットは残り約4時間。雀荘で1万円を2万円に増やせば小指を取り戻すことができるが、麻酔と痛みでうまく頭が回らない。ケイは傷口に塩を塗ることで強引に頭を覚醒させ、改めて勝負に挑む。しかし、そこに堂嶋が現われ、ケイと同じ卓で打つことに。刻一刻と時間が迫るなか、ケイは強敵とどう戦う?

  • 第6話 選択

    ケイが「一軍」となってから1か月。代打ちとしての役目を着実に果たしていくケイに、桜輪会の柳も一目置くようになっていた。そんなとき「一軍」から選抜メンバーを決めることになり、ケイは見事に競争相手を打ち破る。しかし、ケイの必死な戦いぶりに高津は疑いの眼差しを向けていた。関とつながっているケイには、何か裏があるかもしれない。事実、ケイはアミナの家族ビザが取れると関に言われ、そのために桜輪会に潜入したのだ。

  • 第7話 黒幕

    ケイは堂嶋とのコンビで代打ちに臨む。相手側の代打ちは関と、変わり果てた姿になった畑山だった。破滅という名のギャンブルを楽しむために人間を辞めたという畑山の異様さに、自分の覚悟はぬるかったと自虐的な笑みを浮かべる堂嶋。1回戦をチョンボで負けて終わらせた後、2回戦に突入する前に彼は驚愕の宣言をする。この勝負に負けたら自分は麻雀をやめる。それどころか二度と牌を握れないように両腕を丸々切り落とすと――!!

  • 第8話 決死

    高津はこの勝負の黒幕が関であること、そしてケイが関と裏でつながっていることを確信する。ケイの頭に銃口を突きつける高津だったが不発に終わり、関に振り込んだ瞬間に今度こそ殺すと脅しをかける。ケイは1回だけ関にわざと振り込むことを約束しており、最終戦でいよいよその場面がやってきた。牌を手に取るケイを見て、引き金に指を掛ける高津。するとケイは何を血迷ったか自分が裏切り者だと自ら宣言し、信じられない行動に出る!

  • 第9話 終局

    関を裏切り、けじめをつけるために切腹したケイ。そのまま麻雀を続けるケイの姿に自らのアイデンティティを取り戻した畑山。今や関は完全に孤立していた。しかし、出血が止まらないケイに残された時間はあとわずか。ホチキスで傷口を止める高津の荒療治を受けてオーラスに臨むものの、限界は迫っていた。そんなケイを見て時間稼ぎをする関をその場にいた誰もが許しはしない。彼らはケイの命を張った大勝負を見届けようとしていたのだ。

  • 第10話 慧眼

    高津組による佐々山組麻雀賭博場への荒らしは、高津の予想以上に時間がかかっていた。戦場と化したマンションに現れた高津組「一軍」の松本は二日間ぶっ通しで打ち続けるケイに学校に行くように促し、その間は自分が引き受けると言う。翌日、学校から佐々山組のマンションに向かったケイを松本が穏やかな顔で迎えるが、その姿を見てケイは愕然とする。松本は両手の指をすべて切断されていたのだ。松本を負かしたのはアイという女だった。

  • 第11話 暗鬼

    すべてを読むことができるアイの瞳に追い詰められ、ついにケイは自分の指すべてをかけた勝負を受けさせられる。負ける恐怖におびえるケイに「逃げるな」と声を掛ける松本。その言葉にハッとさせられ、ケイの顔つきが変わっていく。それでもアイは余裕の構えを見せていたが、自分の手牌をオープンすることから始まったケイの不可解な行動に、次第にケイのことが読めなくなっていく。初めて焦りを募らせるアイを、ケイは見逃さなかった。

  • 第12話 価値

    昇心会との縄張りを賭けた勝負で、代打ちに臨むケイ。そこに相手側の代打ちとして現れたのはクラスメイトの上野と幼なじみの優だった。ケイに対抗心を燃やす上野と、ケイの秘密を見せてやると言われてついてきただけの優。昇心会は優を人質として、ケイの動揺を誘う魂胆だったのだ。昇心会の男は優の服を脱がし、さらに手の甲にアイスピックを突き刺すという暴挙に出る。それでも一切動じないケイに、優は自分の死を覚悟して告白する。

  • 第13話 大会

    優を助けるため、高津に借りを作ってしまったケイ。金はチャラにしていいという高津だったが、ケイにある頼み事をする。その頼みとは、ケイに「日本一」の肩書きを手に入れてもらうこと。かくしてケイは竜凰位トーナメントという日本最大の麻雀大会に出場することとなった。ケイは畑山との再会を喜びつつ、いつもとは違った“表”の大会で純粋に麻雀を楽しんでいた。そして予選通過を賭けた最終戦で、畑山と白熱の勝負を繰り広げる。

  • 第14話 指先

    一次予選に「K」の登録名で参加していた少年が家族もろとも火事で命を落とした。きっと「氷のK」と間違われて消されたんだろうと高津は言う。予選1位の畑山も狙われているという高津の読み通り、二次予選の会場に畑山の姿はなかった。今、ケイと対峙しているのは以前に畑山が警戒していたサングラスの男。ケイの脳裏に思い浮かぶのは畑山、そしてK少年と打った楽しい麻雀。そんな束の間の平和に別れを告げ、ケイは復讐を開始する!

  • 第15話 女王

    カタギの大会であるはずの竜凰位戦の裏で、何か大きな陰謀が蠢いていた。その全貌はわからないが、阻止するためには絶対にケイが優勝しなくてはならない。そして迎えた決勝ラウンドでは、九州地区から堂嶋、東北地区からアイ、さらには関西地区から高津の因縁の相手である伝説の男・大辻と、裏の世界の住人が顔を揃えていた。初戦でいきなりケイと当たったアイの瞳には、もはやケイしか映っていない。今日こそケイを超えられるのか?

  • 第16話 秘密

    決勝第一ラウンドから数日後、ケイは第二ラウンドに向けて研究に余念がなかった。そこに大辻が乗り込んできて、サンピン勝負を持ちかける。麻雀牌を使った簡単なルールの遊びで、2回勝負で前歯を賭けるという大辻の狙いが何かはわからなかったが、大辻を知るためにも勝負を受けるケイ。そんなケイの前で、大辻は自分が竜凰位戦の参加者殺しに関わっていたことをベラベラと喋りだす。畑山の死に様を嘲笑う大辻。ケイは怒りに身を震わせる。

  • 第17話 誤算

    大辻との勝負に勝ったケイは、前歯の代わりに情報を求める。大辻から得られたキーワードは「名簿」。それは何を意味するのか……? その夜、ケイが帰宅するとアミナが血まみれで倒れていた。アミナの病名は腎芽腫。すでに末期まで進行していて、助かる方法は腎臓移植のみ。しかも、今すぐ移植しないと1か月以内に死亡する。普通の手段ですぐに腎臓を手に入れることは不可能だが、「名簿」があれば何とかなるかもしれないと高津は言う。

作品詳細

金、女、臓器。欲望蠢く裏レート雀荘を荒らし回る高校生の少年・ケイは、冷徹なる思考、冷艶なる打牌から、裏世界では“氷のK”と呼ばれ、自宅には少女を飼っていると噂される。

スタッフ

[原作]志名坂高次[監督]羽鳥潤[シリーズ構成]國澤真理子[キャラクターデザイン]姉崎早也花[音響制作]スタジオマウス[音響監督]納谷僚介[音楽]白戸佑輔/岸田勇気[アニメーション制作]イーストフィッシュスタジオ[オープニング主題歌担当]オーイシマサヨシ[エンディング主題歌担当]太陽と踊れ月夜に唄え
(C)志名坂高次(秋田書店)/高津組

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