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如意芳霏(にょいほうひ)~夢紡ぐ恋の道~
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如意芳霏(にょいほうひ)~夢紡ぐ恋の道~

その美しさ、神級! 運命で結ばれた男女の宮廷ラブロマンス時代劇!

2020年 40話

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    第1話 胸騒ぎの始まり

    大虞(だいぐ)国恒京(こうけい)令の次女・傅容(ふ・よう)は明るく活発な性格だが、木から落ち意識を失ったのを機に不吉な夢を見るようになり、胸騒ぎが現実になるのを恐れ始めた。そんな折、巷で大人気の文人・掬水農夫(きくすいのうふ)の文芸評論会が開催されることを知った傅容は、そこで何かが起こりそうな不安に襲われる。何とか招待状を手に入れ評論会に足を運ぶと、不安が的中し会場の梁が落下して大混乱に。とっさに傅容が救った相手は、戦線から帰還したばかりの粛(しゅく)王・徐晋(じょ・しん)だった。

  • 第2話 金翊衛の新大統領

    徐晋は戦場で起きた兵糧の横領事件を追及するため、皇帝より期限付きで金翊衛の大統領に任じられる。着任早々、反抗的な兵卒の呉白起(ご・はくき)と手合わせし、圧倒的な強さで勝つ。一方、傅容は徐晋との悪縁を断ち切るべく、彼の下衣を盗もうと金翊衛の軍営に忍び込むが捕まってしまう。そんな傅容を迎えに軍営に来た姉の傅宣(ふ・せん)は呉白起と出会い、彼を見事にやり込める。傅(ふ)府を訪れた掬水農夫は傅容の父・傅品言(ふ・ひんげん)にある意外な提案を持ちかけ…。

  • 第3話 お転婆な書生

    徐晋たちは刺客の襲撃に遭うが、倒した刺客の遺体から旗を発見する。使われた生地から、織雲(しょくうん)坊で作られたものと推測した徐晋は、許嘉(きょ・か)と葛川(かつ・せん)を店へ送り込み、密かに伝票を手に入れる。不審な取り引きを思わせる伝票には、果たして提刑司(ていけいし)按察使(あんさつし)・斉策(せい・さく)の名があった。その頃、傅宣には斉策との縁談が持ち上がっていたが、斉策に不信感を持つ傅容は、掬水小築(きくすいしょうちく)をこっそり抜け出して傅府に戻り、縁談を断るよう姉に迫るのだった。

  • 第4話 酒色の世界に潜入

    傅容は斉策の妹・斉竺(せい・ちく)の結納式に出席するため斉(せい)府を訪れるが、隙を見て屋敷の様子を探り始め、危うく見つかるところを徐晋に救われた。またしても再会した2人は斉策と妓楼・酔春(すいしゅん)閣の女将・秦卿(しん・けい)の密会を目撃、徐晋を狙ったのは斉策で、さらにその背後に黒幕がいることを知る。徐晋は弓の勝負で打ち負かした呉白起を酔春閣に送り込んで騒ぎを起こさせ、混乱に乗じて内部を調べる。同じ頃、傅容は男装して客を装い、自ら酔春閣に乗り込んでいた。

  • 第5話 婚約者の裏の顔

    事件の黒幕を暴くため、粛王は斉策と秦卿を捕まえるべく行動を始める。暗殺計画が露見したことで斉策は母親と斉竺を都から脱出させる。傅容は傅宣と斉策の結婚を阻止するため、傅宣を連れて酔春閣に再び乗り込む。斉策が妓楼にいる事実を目撃した傅宣は、その場で婚約破棄を宣言する。斉策は母親たちと合流を目論むが、あえなく粛王に捕らえられ、皇子暗殺の重罪で投獄されてしまう。残された斉竺と母親は斉策の解放を願うが…。

  • 第6話 願いの灯籠流し

    斉策が妹の斉竺を救うために偽りの供述をして自害し、徐晋は一連の事件を調査する手がかりを失ってしまう。斉竺は成(せい)王・徐茂(じょ・ぼう)の生母・端妃(たんひ)の養女となり宮中へ入ったが、母と兄の後を追おうと入水しかけたところを徐晋に助けられる。蘭香(らんきょう)は文刑(ぶん・けい)の意外な一面を知り、ひかれていく。鳳来儀(ほうらいぎ)と如意(にょい)楼の間では盗作疑惑が持ち上がり、傅宣は自らにかかった嫌疑を見事に晴らす。亡き母を慕う安(あん)王・徐平(じょ・へい)を元気づけようと傅容はあることを思いつく。

  • 第7話 牡丹に秘められた過去

    傅容は掬水農夫の正体を知って驚く。一方、柳如意(りゅう・にょい)は牡丹をかたどった髪飾りを宮中に納めたところ、淑妃(しゅくひ)の禁忌に触れたという理由で投獄されてしまう。傅容は柳如意を救出するため、淑妃が満足する品を改めて作らせてほしいと董方礼(とう・ほうれい)に懇願するが、聞き入れてもらえない。見かねた徐晋が密かに取りなし、やっと機会を与えられる。ある日、傅容を訪ねた徐平は、自分の母親が命を落とした火事に徐晋が関わっていたと偶然知って愕然とする。

  • 第8話 晴天の美景

    玉山まで来てくれた徐平の案内で、傅容は花畑を見つけ、花を手に入れた。だが傅容を守ろうとした徐平は蛇にかまれ、意識を失ってしまう。徐平は昏睡中、10年前に別れた母・温(おん)太妃の夢を見る。如意楼に戻った傅容は皆と力を合わせ、淑妃に気に入られる髪飾りを作って師匠・柳如意を釈放するため奮闘していた。様子が気になる徐晋が母の淑妃を訪ねた時、皇庫御史の董方礼に伴われた傅容も完成した髪飾り”晴天の美景”を携えやってきた。

  • 第9話 戻らぬ友情

    贈り物を携えて冊封の宴に足を運ぶも、和解どころか斉竺から冷たい言葉を浴びせられ落ち込む傅容。足のケガを見かねた徐晋は傅容を手当てするが、それを見ていた西河郡主(せいがぐんしゅ)は嫉妬の炎を激しく燃え上がらせる。雲羅(うんら)寺での思いがけない出来事や信都(しんと)侯の誕生祝いの宴への乱入から、呉白起に悪い印象を持つ一方で、胸の高鳴りを感じてしまう傅宣。嫉妬心に駆られた西河郡主は、柳如意から贈られた大切な腕輪を傅容から取り上げ、賭け事の賞品にしてしまう。

  • 第10話 過ちの代償

    傅容は信都侯府で侯夫人のいじめに遭い、章晏(しょう・あん)との間で取り交わしていた婚姻の身上書を返却させるという暴挙に出る。それを知った父・傅品言は激怒し、傅容を反省させようと寺に行かせるが、うまくいかない。徐晋の伯父・董方礼は、ただ一度の過ちのために成王・徐茂の傀儡(かいらい)となり、ある奸計(かんけい)に関与させられてしまう。徐晋は、董方礼が洪(こう)村を頻繁に訪れていることを知り、調査をしに現地へ向かうが、そこで傅府の別荘に来ていた傅容と出くわし…。

  • 第11話 小さな目撃者

    徐晋は洪村で調査を開始する。夜、灯籠祭りの人混みの中で、徐晋は董方礼と思しき人物を追うも人違いに終わり、傅容は柳如意らしき後ろ姿を目撃するが見失ってしまう。翌日、徐晋たちはついに手がかりとなる情報を得た。一方、傅容は水痘にかかった官児(かんじ)を看病するうちに自身も感染する。それを知った徐晋が葛川を連れて駆けつけると、意外にも2人の病は水痘ではないことが判明。しかも官児の発病には、ある重大な事実が絡んでいた。

  • 第12話 子を思う親心

    傅容と徐晋は洪村の山で爆薬作りの作業場と思われる洞窟を見つけた。その後2人が官児を連れ都へ戻る途中、偶然、董方礼に会う。馬車の中から董方礼を見た官児は「飴をくれたおじさん」と2人に話した。都へ戻った徐晋が董(とう)府を訪ねると従弟の聞児(ぶんじ)の病状はかなり回復しており、董方礼は神医のおかげだと話す。徐晋は伯父を操る黒幕をあぶり出すため様子を見ることに決めた。一方、呉白起は金翊衛の昭武校尉(しょうぶこうい)を目指し、過酷な訓練を続けていた。

  • 第13話 幸運のお裾分け

    傅容は両親に仕組まれた見合いの席から逃げ出し、街なかで蒙(もう)山に向かう途中の徐晋とばったり会い、馬車に同乗する。2人は蒙山に入った途端、爆音と共に突然の落石に見舞われ、谷に閉じ込められてしまう。谷で一夜を明かしながら傅容は徐晋の生い立ちを聞き、ある約束をして慰めるのだった。董方礼は最後まで何も語ることなく、全ての罪をかぶり、朝議の場で自害を遂げる。徐平は徐茂が手放した爆薬で何かを画策していた。

  • 第14話 消えた太陽

    董方礼の自害の裏に黒幕の存在があることを知った嘉和(かわ)帝は徐晋に真相究明を命じる。傅容は師匠である柳如意が何かを隠していることに思い悩み、徐平に相談に乗ってもらう。そんなある日、大虞国では日食が起こる。その直後の朝廷に吉昌(きつしょう)城外で山の崩落等があった旨の一報が入ってきた。嘉和帝はすぐさま徐晋を現地調査に行かせる。実は全て、嘉和帝に対し積年の恨みを募らせた徐平が吉昌城主の尚開陽(しょう・かいよう)を偽の指令書で操り、起こさせたものだった。

  • 第15話 父と子の断絶

    泰山崩落の調査にやってきた徐晋は徐平の策略にはまりかけるが、運よく難を逃れる。柳如意は尚開陽が隠し持つ帳簿を入手するも、許嘉に追われるうちに落としてしまい、帳簿は徐晋の手に渡る。一方、傅容を捜しに出た傅宣と呉白起は突然の大雨に襲われ、一晩雨宿りを余儀なくされる。最初は警戒していた傅宣だが、呉白起が父との確執を語り始めたのに耳を傾けるうち、彼を誤解していたことに気づく。2人の心は急速に接近するのだった。

  • 第16話 師弟の縁

    徐晋を陥れる計画が露見して嘉和帝から罰を受けた徐茂は、その原因は傅容にあるとして、傅容に痛い目を見せてやろうと悪だくみをする。ひょんな間違いから傅宣が標的になってしまうが、幸いにも呉白起の機転で事なきを得る。一方、傅容は柳如意に腕輪の紋について尋ねるが、またしてもはぐらかされてしまい、2人の関係は悪化する。その後、傅容が再び如意楼を訪ねると、何やら争った形跡が見られた。柳如意の部屋に駆けつけた傅容が目にしたのは…。

  • 第17話 命懸けの逃避行

    傅容は柳如意の死で放心状態のところを殺害の下手人として提刑司の役人・丁鵬(てい・ほう)に捕らえられる。傅宣の抗議と徐晋の助けで、ひとまず下手人から被疑者扱いとなるが審理のため仮牢に送られることに。徐晋は傅容の濡れ衣を晴らそうと調べを進め、柳如意の検視を担当した役人がもう1人いたことを突き止める。徐晋の介入を阻止したい徐茂は「粛王は権力を駆使して罪人の女子をかばった」という噂を広め、それはやがて嘉和帝の耳にも入る。

  • 第18話 川辺に舞う蛍

    傅容と徐晋は検視人の胡銘(こ・めい)を捜し出すため、胡家(こか)村へやってきた。しかし胡銘の実家には母親しかいない。母親から胡銘の居場所を聞き出した2人は急いで向かうが、その途中、追っ手に迫られて川に飛び込む。流れ着いたのは蛍が舞い飛ぶ川辺だった。そこで2人は初めて互いの気持ちを確かめ合い、永遠の愛を誓う。証人になることを承諾した胡銘を伴って都へ戻り、傅容は裁きの場に臨む。徐晋は傅容の弁護をし、傅容の無罪を勝ち取る。

  • 第19話 決意の花嫁

    柳如意の死を嘆き、必ず真相を究明すると誓う傅容。師匠が殺害された際の衣に、徐晋の袖口についていたものと同じ糸くずを発見し、事件の直前に徐晋が如意楼を訪ねた事実を知る。さらに事件直後、如意楼から皇族らしき人物が立ち去ったとの目撃情報を得るに至り、徐晋への疑惑は確信に変わる。その頃徐晋は嘉和帝に、傅容との結婚の許しを懇願していた。側妃との条件付きで裁可が下り、傅容はある決意を胸に粛王府に輿入れするのだった。

  • 第20話 すれ違う贈り物

    婚礼の夜、傅容が徐晋を討ち損じたと知った徐平は、予定どおり配下を送り傅容を連れ去ろうとしたが、駆けつけた徐晋によって阻止された。徐晋はさらに傷を負い、夫婦は別々の部屋で暮らし始める。一方、徐平は傅容と如意楼の令牌のどちらも得られないことにいらだっていた。そして幼き日の思い出を胸に傅容を奪い返すことを誓う。ある日、徐晋は傅容を気遣い特製の菓子を届けさせるが、それは傅容の過敏症を引き起こす落花生入りだった。

作品詳細

大虞(だいぐ)国、恒京(こうけい)令の次女・傅容(ふ・よう)は、街で人気の仮面の文人・掬水農夫(きくすいのうふ)が開く文芸評論会で何かが起こる、という不吉な夢を見る。それを防ぐため傅容は掬水農夫の屋敷を見張るが、護衛に目をつけられ追われるハメに。そんな傅容を助けたのは、軍部の横領事件の真相を探るために都に戻ってきた皇子、粛(しゅく)王・徐晋(じょ・しん)だった。評論会当日、傅容の予感は的中。屋敷の梁が崩落し、会場は大混乱となる。傅容は間一髪で粛王の命を救うのだが、宮廷での敵が多い粛王は、度々自分の前に現れる傅容が刺客の一味ではないかと疑う。一方、傅容は掬水農夫の屋敷に書生として置いてもらうことになる。ある日、掬水農夫は、傅容が幼い頃に「小さな従者」と呼んでいた幼馴染みは自分だと明かす。傅容は掬水農夫の正体が皇帝の弟、安王・徐平(じょ・へい)とは知らないまま、2人の距離は急速に縮まっていく。そんな中、会うたびに厄災が降りかかる粛王との悪縁を断ち切りたい傅容は、占い師から「縁を切るには相手の下衣を燃やせ」と教わり、それを盗むために粛王の軍営に潜り込む。しかし傅容は粛王に見つかり捕らえられてしまい...。

キャスト

ジュー・ジンイー チャン・ジャーハン

スタッフ

[監督]リン・ジエンロン/チェン・グオホア[脚本]シェン・ムー/ドワンムー・チョンファン/ウェイ・ウェンティン/リー・ユーハン

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