蟻の王
実在した芸術家アルド・ブライバンティとその恋人エットレ、過酷な時代を生きた、二つの魂の軌跡を描く―――。「罪という字を消して勇気と書く。愛という字を消して君と書く…。」
2022年 140分
字幕
予告編
作品詳細
1959年春、イタリア・エミリア=ロマーニャ州ピアチェンツァ。詩人で劇作家また蟻の生態研究者でもあるアルド・ブライバンティ(ルイジ・ロ・カーショ)は、芸術サークルを主催し、そこには多くの若者が集っていた。ある日、兄に連れられエットレ(レオナルド・マルテーゼ)という若者がやってくる。アルドが探していたクロナガアリをエットレが持ってきたことで、二人は初めて言葉を交わす。エットレにはデザインや絵画の道に進みたいという夢があるが、母親の希望で医学を学んでいることを知ったアルドは、「親に従う必要はない 産んでくれただけで十分だ」と諭す。博識で気さくに話しをしてくれるアルドにエットレは心惹かれ、芸術サークルに通うように。だが兄からは「あそこへは二度と行くな」「いずれお前も苦しむ」と理不尽な忠告を受けるのだった。
スタッフ
[監督]ジャンニ・アメリオ(C) Kavac Srl / Ibc Movie/ Tender Stories/ (2022)