君夜(くんや)~花嫁未満と花婿候補~
名門のお嬢様が悪を成敗!その相棒となるのは流れ者の名探偵 恋する2人が繰り広げるハラハラドキドキの胸キュンストーリー
予告編
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第1話 消えた新郎
沈君夜(しんくんや)の母は娘がやっと婿養子を迎えられることに喜び、盛大な式を挙げるため準備に勤しんでいた。ところが、気性が荒く”沈閻魔”という異名を持つ君夜との結婚に恐れをなした新郎が、式当日に逃げ出してしまう。新郎を追いかけたはずの君夜だが、新郎よりも気概があって見た目も良いと御者をしていた路小白(ろしょうはく)に目をつける。
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第2話 路小白の名推理
各地で殺人と窃盗を繰り返し、お尋ね者になっていた周彪(しゅうひょう)。沈君夜(しんくんや)は、路小白(ろしょうはく)の助言を元に周彪を見つけ出し死闘を繰り広げる。その後、君夜や小白が集まった宴の席で、突然、給仕が泡を吹いて倒れてしまう。自分たちの食事に毒が盛られたと推理した君夜が店主たちに取り調べを開始するが…。
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第3話 消えた蝶の模様
川岸へ連れてこられた路小白(ろしょうはく)は、殺害された女性の捜査を手伝うことに。持ち去られた物が気になりつつも落ちている漢方薬を見て、突発的な犯行だと推測する。自分が役立っていることを沈君夜(しんくんや)に認めさせ、褒美をもらおうとする小白だが、君夜が江守臣(こうしゅしん)から借りた上着に施された蝶の模様が気になってしまい…。
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第4話 あなたの本心
沈君夜(しんくんや)から自分と一緒に日の出を見に行きたいかと問われた路小白(ろしょうはく)は、素直に「行きたい」と答え、2人は良い雰囲気になる。そんな中、川岸の事件と同じ人物の犯行と思わしき新たな女性の遺体が見つかってしまう。犯人像が間違っていたかもしれないと考えた小白は、君夜と供に手かがりを求めて薬舗へ向かう。
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第5話 証文の返却
路小白(ろしょうはく)は、沈君夜(しんくんや)に神捕司への編入願いが却下されたことと沈夫人が再婚を考えていることを伝える。殴られると覚悟した小白だが、君夜は「ありがとう」と言い残して去る。沈九(しんきゅう)と母と話をした君夜は、小白の元を無言で訪れ、小白を外に連れ出す。落ち込んで飲みすぎる君夜を慰め、励まし、愛を伝える小白だが…。
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第6話 君夜の危機
沈君夜(しんくんや)は、蝶の模様をつけた下手人の行方について江守臣(こうしゅしん)から問われるが、未だに何も掴めていなかった。そんな中、刑部から新たに「歳は20才で江南生まれ、身の上は不明、左肩に赤いアザがある」人物を捜すように文書が届けられる。路小白(ろしょうはく)ではないかと疑う君夜は、服を脱ぐよう小白に迫るのだが…。
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第7話 逃げた小白
婚礼当日。沈君夜(しんくんや)は、逃げた路小白(ろしょうはく)の馬車を追いかける。馬車に追いついた君夜だったが、中から出てきたのは小白ではなく令牌を手にした男だった。神捕司の者だと察した君夜だが、小白を連れて行かせないため一向にひこうとしないのだが…。その後、小白を失った君夜に神捕司への配属を認める知らせが届く。
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第8話 小白への想い
神捕司統領・李成器(りせいき)と共に茶葉の密売に関して調べる沈君夜(しんくんや)。店主と関わり合いのある人物を辿っていくと事態はより重く、そこには黒幕が存在することが判明する。一方、李成器の沐浴をのぞきこむ君夜。路小白(ろしょうはく)と同じ肩の傷痕がないことに落ち込む君夜だが、その夜、酔いつぶれた君夜を優しく介抱したのは李成器だった。
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第9話 眠り薬の理由
三月前、凶悪な刺客組織・千刃(せんじん)を一掃する際に、李成器(りせいき)も大きなけがを負っていることを知った沈君夜(しんくんや)。逃げた頭が復讐を企てているかもしれないと、十分に警戒するよう李成器から忠告される。そんな時、妓館で他殺と思われる事件が発生する。現場には”士、干、上”と読めるような血文字が残されていた。
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第10話 氷室での告白
妓館での殺人事件を調べるうちに、殺された段宣(だんせん)が看板娘の琴心(きんしん)の部屋を覗いていたことが判明。目撃者の証言を元に次々と推理を披露した李成器(りせいき)は、ついに段宣を殺害した下手人を特定する。しかし、あと一歩まで追いかけてきた下手人を前に、李成器と沈君夜(しんくんや)は氷室に閉じ込められてしまい…。
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第11話 李成器と路小白
車いすに座った李成器(りせいき)は、路小白(ろしょうはく)との関係性とこれまでの真実を沈君夜(しんくんや)に告白する。しかし小白を想う君夜は、成器の身勝手な言い分に耳を貸そうとしない。一方、夜回りに扮した神捕司の密偵が殺され、その日を皮切りに、次々と神捕司の密偵が狙われる。そして、君夜の侍女・香児(きょうじ)までも行方不明になる。
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第12話 (最終話) 君夜の婚礼
行商人に扮した密偵が住む場所から書き付けが見つかる。そこには、人質を盾に李成器(りせいき)をおびき出そうとする千刃(せんじん)からの脅迫文が記されていた。沈君夜(しんくんや)らが指定された場所へ向かうと、琴心(きんしん)と共に神捕司の裏切り者が現れる。果たして沈君夜は、再び婚礼の日を迎えることができるのか。
作品詳細
捕吏の頭として事件捜査で活躍する沈君夜(しんくんや/シャオ・ユン)は、信州にある名家の一人娘。正義感が強く気立てはいいが、怪力で気性が荒い君夜も、いよいよ入り婿を取ることが決まる。しかし婚礼当日、姿を消した花婿に怒った君夜は馬に飛び乗り後を追うことに。花婿を取り逃がした君夜は、婿の代わりに逃亡を助けた馬車の御者・路小白(ろしょうはく/マー・ハオドン)を捕まえ、半年間の身売り契約を強引に結ばせる。武芸のできないただのお調子者に見えた小白だったが、推理力と男気を発揮して君夜の捜査に協力するように。苦楽を共にしながら良き相棒となっていった2人は愛を育むが…。 その後、憧れだった朝廷の捜査機関・神捕司に配属されて都に上る沈君夜。そこには、君夜の上司として、部下からの尊敬を集める最強の武芸者で冷徹な統領・李成器(りせいき/マー・ハオドン)がいた。路小白とそっくりな李成器を見た君夜は…。