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与君歌~乱世に舞う運命の姉妹~
与君歌~乱世に舞う運命の姉妹~
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与君歌~乱世に舞う運命の姉妹~

若き皇帝を人気急上昇中のチョン・イーが演じ、女護衛官を演じるチャン・ユーシーと2020年に大ヒットしたファンタジー時代劇「琉璃〜めぐり逢う二人、封じられた愛〜」以来の再共演!「陳情令」「黒豊と白夕~天下を守る恋人たち~」のシュエン・ルー、 「宮廷女官 若曦」「酔麗花~エターナル・ラブ~」のハン・ドン、「琉璃〜めぐり逢う二人、封じられた愛〜」「永楽帝~大明天下の輝き~」のミッキー・ホーなど豪華キャストが競演!孤独な皇帝と純真な女性護衛官、美男美女スターが演じる切なく危険な2人の恋模様にトキメキが止まらない!

2021年

字幕

予告編

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話 朝露の変

    興の文宗・斉昂は、専横を極めていた宦官・仇子梁の成敗を試みるが失敗に終わり、名宰相・王揚も命を落とす。これが朝露の変である。8年後、文宗は崩御し、その弟・斉エンが即位するが、斉エンは「仇子梁にへつらい、文宗を死に追いやった人でなし」と民に罵られていた。その斉エンの侍衛となったのが紫衣局の執剣人・程若魚である。程若魚は、仇子梁が斉エンに怪しげな丹薬を飲ませようとしているのを知ると、思わぬ行動に出て…。

  • 第2話 執剣人と掌棋人

    仇子梁の目を欺くため、程兮の薬を飲んだ程若魚は半年も武術ができない体になっていたが、仇煙織と共に斉エンの狩りに同行することに。斉エンの身を守るには仇煙織を追放するべきだと考える程若魚は、仇煙織に賭けを提案。程若魚には斉エンが味方した一方、仇煙織は知恵を働かせて勝負を優位に進めていく。再び朝議を休んだ斉エンは狩りに行った先で、刺客に襲われる。どう見ても仇煙織が怪しいのだが、斉エンの分析は意外なものだった。

  • 第3話 相次ぐ襲撃

    お忍びで街に出かけた斉エンは、酒店で麺を食べていたところ、突然刺客に襲われる。程若魚と仇煙織は互いを疑い、推理を巡らせるが、真相は判然としない。そんな中、紫衣局は仇子梁の誕生日を祝うため、剣舞を披露することに。程若魚は仇子梁の暗殺を提案するが、程兮から命を粗末にするなと叱り飛ばされる。そして迎えた仇子梁の誕生日。紫衣局が見事な剣舞で観衆を魅了していた時、程若魚の親友・関ムが仇子梁に刃を向け…。

  • 第4話 第三の人物

    関ムの正体は、朝露の変で犠牲になった鄭禄の娘・鄭ムだと分かったことから、仇煙織らは鄭ムの調査を始める。すると、鄭ムだけでなく、程若魚の身上調書も怪しいことが判明。一方、紫衣局が怪しい動きをしていることに気づいた仇煙織は、第三の人物が一連の出来事を操っていると分析する。程若魚は、調査を打ち切ろうとする斉エンに対し、真相究明を強く求めたため、執剣人の職を解かれ、宮中から追放されてしまう。

  • 第5話 恩人との再会

    王揚の旧宅が将棋営の巣窟だと気づいた程若魚は中に潜入。毒を飲まされた鞍王が軟禁されていたため、鞍王を救い出そうとするが、仇煙織に見つかってしまう。一方、斉エンを襲った刺客の口封じに使われた鍼は、鄭禄が作った物だと判明。斉エン襲撃の黒幕は鄭家の子孫かと思われたが、仇煙織は意外な推理をする。一方、鞍王を救うためにコウ王・斉宸を訪ねた程若魚は喜びを隠せない。コウ王は、かつて程若魚を救ってくれた恩人だったからだ。

  • 第6話 玉真坊

    程若魚は、蔡氏を殺した者は玉真坊にいると仇煙織から告げられる。一方、斉エンもまた紫衣局の精鋭が玉真坊にいることに気づく。この2人が玉真坊で鉢合わせし、剣を交えていたところ、突如として仕掛けが動き出した。そして将棋営に見つかりそうになった瞬間、なぜか床が開いて地下に落ちる。その地下で再び危機に直面するが、程若魚は身を挺して斉エンをかばう。その姿に感動を覚えた斉エンは、程若魚に対し、徐々に心を開き始める。

  • 第7話 妖しい花

    程兮は、仇煙織が事件の黒幕だと斉エンに訴えたが、斉エンは程兮がひそかに死士を養っていたことを暴き、「程若魚を執剣人に戻し、紫衣局と玉真坊を任せる」と命令を下す。一方、コウ王は太皇太后の誕生祝いの式典を仕切る名目で帰京することになった。仇煙織は、斉エンとコウ王が手を組んだと推理したが、コウ王を8年監視していた右馬によれば、これまでコウ王に怪しい動きはなかったという。実は、右馬は仏見笑という花に魅せられていて…。

  • 第8話 戻ってきた執剣人

    叔母の失脚で復職した程若魚は、仇煙織から協力を持ちかけられるが、すげなく断る。一方、仇子梁からコウ王との関係を問われた右馬は、己は潔白だと言い残して自ら命を絶つ。仇煙織は、陰謀を企んだコウ王を殺すべきだと仇子梁に進言するが、コウ王に手を出せば斉エンとの戦いで不利になると一蹴される。その頃、刺客の口封じに使われた毒が河豚だと判明。実は先帝も河豚の毒で自害していたため、第三の人物は先帝の死との関係が疑われ…。

  • 第9話 新たな手駒

    廬従では節度使・史セン中が殺され、動乱が起きていた。そんな中、史セン中の妻・寧和郡主は鎮呉の弥紗郡主によって救い出され、帰京することに。程若魚は、寧和こそ第三の人物で、己の帰京を実現するため、斉エンと仇子梁が反目するよう画策したのだと推理する。仇子梁は表向き、帰京に同意したが、実際は寧和を殺害しようともくろんでいた。そればかりか、傀儡に甘んじない斉エンを退位させるべく、鞍王という手駒を用意する。

  • 第10話 勝利に導く巾着

    仇煙織の素性を怪しむ左馬は、決定的な証拠をつかむために仇煙織の部屋を探るが、うっかり仕掛けに触れてしまい、手を毒に侵される。一方、程若魚は、玉真坊の死士が身を隠している紫雲閣へと乗り込んだ。しかし執剣人の証しである清光剣を見せても、死士を心服させられない。死士を率いるには、腕比べで勝ち抜かなければならないのだ。程若魚が苦悩していた時、コウ王の侍衛・袁都が現れたことで突破口が見えてきて…。

  • 第11話 郡主の帰京

    玉真坊の死士は寧和郡主の隊列に紛れて帰京することになった。しかし、もし郡主が命を落とせば、死士も責任を問われて死罪となる。この事態を案じた程兮は、寧和が第三の人物だという情報を仇煙織に流す。仇子梁がそのことを知れば、むしろ寧和を生かして苦しめると考えたからだ。一方、コウ王はとうに玉真坊のことを知っていたと斉エンに謝罪する。その後、左馬が残した書に気づいた斉エンと程若魚は、それを利用することを思いつき…。

  • 第12話 女軍師の野望

    仇煙織から何も聞き出せず、業を煮やした左馬が仇煙織の息の根を止めようとした瞬間、仇子梁が現れた。まんまと仇煙織にだまされた左馬は、仇煙織に白旗を掲げる。一方、程若魚は、襲撃された寧和郡主が泊まっている宿を訪れた。そこにいたのは鎮呉の弥紗郡主。程若魚が傷口を見ようとすると、なぜか弥紗に止められる。仇子梁の疑いを拭いたい仇煙織は、己の出自は本当だと釈明しつつ、女帝を目指すという野望を明かす。

  • 第13話 鎮呉の郡主

    皇宮に入った弥紗郡主は、斉エンの寝宮の場所を尋ね、ひいては斉エンに会わせろとわめき立てる。さらに斉エンが催した宴では、射術の勝負を斉エンに願い出るが、程若魚が代わりに相手をすることに。だが程若魚に軽くあしらわれて逆上し、ある絶技を披露する。その技に目を留めた斉エンは、弥紗と2人きりで会うことを決意する。一方、コウ王が陰で糸を引いていると考える仇煙織は、思い切ってコウ王に直接、第三の人物なのかと問うのだが…。

  • 第14話 鎮呉の軍師

    斉エンは程若魚を紫衣局に戻して、自分から遠ざけたかたわら、弥紗郡主と街に出かけて西市を訪れる。露店で品物を選んでいると、突如として刺客が襲ってきた。刺客が廬従の令牌を持っていたことから、廬従の行商が一斉に捕縛される。実は、鎮呉の軍師が廬従の行商に紛れ込んでいることを知った仇煙織が仕組んだ策だった。一方、程若魚は夏紫苑にだまされ、鎮呉の軍師に捕まってしまい…。

  • 第15話 8年ぶりの再会

    鎮呉の軍師によってさらわれた程若魚は、コウ王から8年前に起きた朝露の変の真相を聞かされる。仇子梁暗殺に失敗した文宗・斉昂はコウ王に皇位を継がせるべく、遺詔を書き上げ、宰相・王揚に渡すことにした。その役目を任されたのが左金吾衛大将軍・韓岳である。実は韓岳こそ鎮呉の軍師だった。韓岳は程若魚、コウ王、斉エン、仇煙織を将棋営の地下へと連れていく。そして韓岳と2人きりで話す機会を得た仇煙織は、驚愕の事実を語り出す。

  • 第16話 替えの利かない駒

    かつて斉エンと王揚は仇子梁の暗殺を謀ったが、所詮宦官が振るう権力は皇帝のもの。それよりも権臣の台頭を防ぐべきだとの結論に達した。慌てて計画を中止しようとするが、訳知り顔の仇子梁に行く手を阻まれる。朝露の変から8年後、斉エンたちは復讐に燃える韓岳に捕らえられていた。程若魚は苦痛を隠して空腹だと笑い、斉エンが罪人でも味方でいると誓う。ひどい内傷に苦しむ若魚を斉エンは何とか脱出させようとするが…。

  • 第17話 8年越しの復讐

    左馬から仇煙織の正体を聞かされた仇子梁は、その真偽を確かめるべく将棋営にやって来た。そこに現れたのが復讐を悲願とする韓岳だ。すでに将棋営の仕掛けを熟知していた韓岳は、仇子梁をその地下へと誘い込む。一方、韓岳の手から逃れた程若魚は斉エンを救うため、再び将棋営へ。しかし心脈を傷つけられて弱った体では、斉エンを救えるわけがない。追い詰められた程若魚は、ある者たちの力を借りることにして…。

  • 第18話 勝者と敗者

    コウ王は即位を促されるも、皇位を簒奪し傀儡になるのは御免だと突っぱねる。火薬の爆発により将棋営の地下牢は崩れ落ち、斉エンと仇子梁は生き埋めとなった。死んだと思われた仇子梁が瓦礫の中から姿を現し、生還を祝う声が辺りに響き渡る。再び敗北を喫した韓岳は、とどめとばかりに仇煙織は王若清を装っただけだと聞かされ、その場にくずおれる。勝ち誇った顔の仇子梁と悲痛な面持ちでたたずむ仇煙織。さまざまな思いが交錯する。

  • 第19話 昔の想い人

    命の恩人である韓岳を裏切った仇煙織は自己嫌悪に陥っていたが、左士・厳修に励まされ、再び心を奮い立たせる。その晩、斉エンは寝言で何度もかつての許婚、李則寧の名を呼んだ。それを耳にした程若魚は落胆の色を隠せない。一方、将棋営の仕掛けについて不審を抱いた仇子梁は、仕掛け作りに関わった者たちを呼んで尋問を行った。仇煙織がもはやこれまでと覚悟した瞬間、思いも寄らぬ事態が起きる。

  • 第20話 好感と愛情

    斉エンは劉弥紗に続いて鞍王をも救い出し、鎮呉へ送り出した。世継ぎの誕生を望む太皇太后は程若魚の存在を認め、妃に迎えるよう勧める。若魚への想いを口にする斉エン。しかし本人に聞かれたと知るやいなや、剣客が名剣を好むのと同じで男女の情とは違うと言い捨てる。仇子梁から命を狙われている斉エンは巻き添えにしないため若魚を追い払う。一方、斉エンに河豚の汁が届けられると知った若魚は脇目も振らず皇宮へ駆け戻る。

  • 第21話 喜びと絶望

    程若魚は朝議で廬従への出征を願い出たが、仇子梁に一蹴される。その時、李得インが朝堂に現れ、「2か月で反乱を平定し、それができなければ官を辞する」と約束した。一方、寧和郡主はコウ王の治療を受け、ようやく意識を取り戻す。斉エンは喜びつつ、これから始まる仇子梁との死闘に不安を感じ、程若魚を宮中から去らせるようコウ王に頼む。斉エンが程若魚を慕っていることを知った太皇太后は、結納品として腕輪を程若魚に贈るのだが…。

  • 第22話 怒りの矛先

    さらに恨みを募らせた夏紫苑は斉エンを襲うも失敗。朝露の変で韓岳を救ったのは斉エンだと聞かされるも信じない。王林の手に落ち辱めを受けた記憶もよみがえり、怒りに身を震わせるのだった。寧和郡主の夫・史セン中を殺した陳胤台は、節度使に任じられるべく朝廷の使者を待っていた。程若魚は廬従に潜入する危険な役目を買って出る。危険すぎると斉エンに一蹴されたが、仇煙織の助けを借りて首尾よく都を抜け出す。

  • 第23話 叔母の正体

    2か月で廬従の乱を鎮めるという約束を果たせなかったとして、李得インが罷免の危機に直面していた時、役目を果たした程若魚が現れ、李得インには要職が与えられる。斉エンが喜んだのも束の間、仇子梁は鞍王・斉溶を皇太弟に冊封するよう斉エンに詰め寄った。すでに先手を打っていた斉エンだったが、鞍王のすがるような目を見て、ある苦渋の決断を下す。斉エンは、鞍王が仇子梁の手に落ちた経緯を考えるうち、程若魚の叔母・程兮を疑い始め…。

  • 第24話 叔母の裏切り

    斉エンは皇宮を訪れていた李則寧から、程兮が鞍王を連れ帰ったことを知らされる。すぐさま程若魚を呼び出し事の次第を問いただすが、望んだ答えは得られない。若魚は、叔母の裏切りを阻めたかもしれない、と己を責めていたのだ。口ごもりながら、報告すべきことはあるものの、今はまだ言えないと伝える。斉エンを失望させるには十分な言葉だった。失望は怒りに変わり、ついには程懐智もろとも若魚を皇宮から追放してしまう。

  • 第25話 郡主の奪還

    ずうずうしくも皇宮に舞い戻った程若魚。劉弥紗が捕らわれていると見込み、紫衣局に斉エンと忍び込む。激しく剣を交えたあと、覆面を取った斉エンを見ても膝を折ろうとしない程兮。己が景帝・斉琥の末裔だと明かし、宦官を排除できない斉エンを無能と呼び、己の弟こそ皇帝の器だと告げる。程兮の剣を受けて倒れた斉エンは、夢の中で責めたてられる。目覚めてから若魚に去るよう命じるが、どうしても残ると言い張られ、3つの条件を出す。

  • 第26話 苦渋の決断

    程若魚たちが弥紗郡主を救い出そうとした時、王林の配下たちが異変に気づく。夏紫苑は弥紗の替え玉となって王林を成敗することを決意。程若魚は謎の美女の助けを借り、王林の屋敷を出るが、目の前に程兮が立ちはだかり、弥紗を引き渡すよう要求した。程若魚は斉エンを守るため、泣く泣く要求をのむ。仇煙織は程若魚を訪ね、一緒に程兮を倒すことを提案。程兮と斉エンとの板挟みになった程若魚は苦悩し、激しい発作に襲われ…。

  • 第27話 骨を砕く刑

    己の身を犠牲にして劉弥紗を救い出した程若魚。しつけという名目で二度と武術のできない体にすべく、仇子梁は若魚に砕骨刑を科す。けがを押して駆けつけた斉エンは、力なく横たわる若魚を抱きかかえ、そのまま皇宮に連れ帰ろうとするものの、その行く手は程兮に遮られた。しかも若魚はぬれぎぬを着せられ、その場で死刑に処せられることに。すると若魚は、絶体絶命の状況を回避する驚愕のひと言を放つ。いわく、身ごもっていると。

  • 第28話 生死を分かつ門

    程若魚のもとには、懐妊を怪しむ仇子梁から太医と市井の産婆が送り込まれた。太医は脈を操ることでだませたが、産婆のすり替えに失敗したことを知り、絶望の淵に沈む。しかし産婆が懐妊を認めたものだから仇煙織は驚きいぶかしむ。そこへ懐妊しているかどうかの回答いかんで生死が決まる“生死門”が用意され、さながら地獄絵図と化す。若魚が仇子梁の心にまいた疑惑の種は芽吹き、窮地に立たされた程兮は煙織を人質に取る。

  • 第29話 つかの間の幸せ

    斉エンは、酷刑により骨を砕かれた程若魚を案じていたが、幸いにも骨が接げると聞いて胸をなで下ろす。また、仇煙織が袁醒と石渊の争いを仕組んだことで、神才軍は四分五裂の状態に。斉エンはついに念願の兵権を仇子梁から奪い取った。感無量の斉エンは、己の好物を程若魚に用意し、先帝との思い出を語る。そして恥じらう程若魚の隣に横たわり、共に一夜を明かそうとした時、突然刺客が現れ、斉エンに凶刃を振るう。

  • 第30話 第三の人物

    斉エンは自らの死を悟り、程若魚に妃の位と良田を与えた。神才軍の内紛によって有用な駒を失った仇子梁。引き起こした元凶と思われるひげ面の男を捜していたが、厳修とは別人だと聞かされ釈然としないものを感じる。果たして裏切り者は誰なのか。仇煙織と右相を監視させながら、鞍王を皇太弟とする冊封式典の準備を進める。斉エンと2人、寝台の上に寝かせられ、起き上がることもできない若魚だったが、ふと指が動くことに気づく。

  • 第31話 冊封式典の前夜

    冊封式典が迫る中、ひそかに鞍王を訪ねた斉エン。兄である先帝と同じ問いを投げかけるが、3つ目は問えずに立ち去ってしまう。帰りの馬車の中、血を吐きながら程若魚に切々と語る。大志を抱きながらも勝つことなく終える人生だと嘆くのだった。いつも笑っていた若魚を今は泣かせてばかりいる。手放す決意をし、他の男との幸せを願うも嫉妬心が抑えられない。若魚は涙を流しながら、一緒に生きるのは陛下しかいないと告げる。

  • 第32話 右相の正体

    程兮は右相の前で鞍王・斉溶の死の真相を明かす。一方、鞍王という駒を失った仇子梁はやむなく斉エンを引き続き玉座に据えることに。李得インの口から鞍王の急逝を聞いた斉エンは、なぜか心にもない弱音を吐く。その頃、右相が仇煙織の前に現れ、ついに仮面を外す。それは他でもないコウ王・斉宸であった。コウ王は右相になった経緯や目的を打ち明ける。右相の正体を知った仇煙織は言葉を失ったが、実はとうに感づいていて…。

  • 第33話 策略の応酬

    廬従の乱を平定するため、斉エンは節度使たちに派兵させることを思いつく。宦官にとって皇帝など誰でもよく、暗愚であればあるほど都合がいい。仇子梁の妨害に遭うことは明白で、程若魚は怒りをあらわにする。斉エンは簒奪者であるどころか、先帝の尻拭いを押しつけられたにすぎない。その言葉を聞き、斉エンは若魚との出会いに感謝する。しかし、皇帝を守れない執剣人はお役御免だと、若魚は太皇太后によって皇宮を追放される。

  • 第34話 裏切り者は誰だ

    神才軍の暴動が起こり、躍起になって裏切り者を探す仇子梁。程若魚の口を割らせようと試みるも裏切り者は配下全員だといなされる。仇煙織は牢に捕らわれた若魚を訪ね、己に仕えれば助けると提案するが、友と思っているからと断られる。命を賭して斉エンを守る若魚に亡き祖父の姿を重ね合わせ、厳修に助け出させる。のちに仕組まれた罠だと気づくが、時すでに遅し。厳修と若魚のどちらかを殺すという究極の選択を迫られる。

  • 第35話 姉の思い

    厳修が程若魚に死に化粧を施そうとした時、仇煙織はそれを止め、程若魚こそ仇煙織の妹、王若レイだと打ち明ける。しかも妹はコウ王の計略によって一命を取り留めたという。そして仇煙織は、息を吹き返した妹に「凌レイ」という仮の名を与えた。敵討ちを果たすまでは妹に真実を告げまいと心に決めていた仇煙織だったが、妹に出会えた喜びは隠しようがない。一方の斉エンは、仇子梁の間者である高平の口から、程若魚が死んだと聞かされ…。

  • 第36話 乱の平定

    斉エンと共に埋められる夢を見た程若魚は、飛び起きて冷や汗を流す。廬従の乱を平定すべく戦場へ向かい、持ち前の機知で将軍の張忠如から養女に望まれるほどの活躍を示した。乱を起こした張疆の天幕に首尾よく忍び込むも、思わぬ人物の登場に息をのむ。恒安では、コウ王の仕組んだ罠により、とうとう仇子梁が籠もって修練する決意を固めた。弱音を吐くばかりの宦官たちを追い払い、将棋営の駒を招集して不在時における任務を課す。

  • 第37話 帰る家

    斉エンを追って自雨亭にやって来た程若魚は、棺に横たわる仮面の亡骸が己の身代わりだと気づく。思わず斉エンに抱きつき、無事に戻った姿を見せるが、偽者扱いされてすげなく追い返されてしまう。仇煙織に怒りをぶつけたあと、諦めてはだめだと気を取り直す。煙織の部屋に招かれ、琴棋書画や奇門遁甲など何でも教えてもらえることに。翌日、宴が始まる刻限になっても課題の九天玄女陣が解けない。斉エンと会いたい若魚は、コウ王を頼る。

  • 第38話 勝利まで あと一歩

    凌レイが程若魚ではないかと疑う程兮は、都に舞い戻り、ある作戦に着手する。一方、出自の真相を程若魚に伏せておきたい仇煙織は、程兮を捕まえようとするが、その行方はようとして知れない。その頃、仇子梁は秘伝書どおりに修練していた。その秘伝書は、仇子梁に妻子を殺された田善がコウ王と共に偽造した物であり、仇子梁は必ずや死に至る。勝利を目前にした仇煙織は感無量で亡き祖父に報告するのだが…。

  • 第39話 本当の名前

    切迫した状況の中、図らずも殺されてしまった麗蓉。母代わりとも言える存在を失い、程若魚は仇煙織に刃を向ける。閉じ込められた牢でも痛烈な批判を浴びせるのだった。優しかった麗蓉が夢に現れ、うれし涙が頬をぬらす。目覚めると、懐に入っていた絹布に気づく。程兮が麗蓉に託した文で、己は斉エンに矢を射かけられた王若レイだと記されていた。煙織を人質に取って牢を抜け出すと、斉エンと会うため偽者の亡骸が眠る自雨亭へ向かう。

  • 第40話 覚悟の一刺し

    執剣人とは己の剣で君主を守る者。家族を殺されたと知っても、程若魚に斉エンは殺せない。斉エンはひと言も釈明することなく、自らその胸に刃を突き立てた。その後は神医の治療も大臣の見舞いも拒んで部屋に籠もる。一方、紫衣局の死士に請われて程兮を救い出した若魚。程兮から協力を持ちかけられるが、そもそも若魚に敵討ちをする気はない。ある疑惑を追及するため程兮に詰め寄る。麗蓉を死なせたのは、程兮ではないかと。

  • 第41話 真相を求めて

    自暴自棄に陥った斉エンが治療を受けるには、程若魚の口添えが必要だった。そこで仇煙織は、自ら程若魚を説得する。返事を濁した程若魚だが、なぜか仇煙織とコウ王の会話に聞き耳を立てていた。そして程若魚は宮中を訪れ、斉エンと驚きの会話を交わす。一方、仇子梁は突然、「斉エンに嫁げ」と仇煙織に命じた。籠もって修練しているはずの仇子梁が一体なぜ、このような命令を下したのか?仇煙織は言いようのない恐怖に襲われる。

  • 第42話 死を乞う愛

    昏睡から目覚めた程若魚は、鏡の前でたたずむ花嫁姿の仇煙織を目にして何とも言えない気持ちになる。記憶の隙間を埋めるべく子供の頃に住んでいた地へと旅立つ。斉エンは婚礼の儀で毒酒をあおり、煙織を仇子梁もろとも殺す案を出し、コウ王の反応を探る。そして煙織を信じるコウ王の姿に、煙織の正体は王若清だと確信するのだった。煙織は若魚を追う左車が将棋営の令牌を持つことを知り、己の正体が仇子梁に暴かれたことを察する。

  • 第43話 飲めない祝い酒

    韓岳が仇子梁を追い詰めた時、なぜ殺せなかったのかと仇煙織は悔やむ。婚礼の日、街では祝い酒が配られ、ちょうど通りかかった程若魚はため息をつく。そこに酔っ払った厳修が現れ、祝い酒を奪って倒れ込んだ。酒で悲しみを紛らわす厳修を冷めた目で見やる若魚。コウ王に送り出された煙織は仇子梁にひざまずいて拝礼し、斉エンに嫁いだ。そして迎えた初夜、夜伽を務めることができず退出しかけた背に「王若清」と名を呼ばれ…。

  • 第44話 骨肉の争い

    程兮が将棋営の者に追われているのを見かねた程若魚は、程兮と共に逃げることを決意。厳修はそれを阻もうとするが、程若魚が目を離したわずかな隙に、程兮は思いも寄らぬ行動に出る。そして程兮は程若魚に対し、絶対に仇煙織を信じるなと言い残して世を去った。程兮の死に心を痛める程若魚は、仇煙織に憎しみの炎を燃やす。仇煙織が己の姉とは夢にも思わない程若魚は、宮中へと戻り、とうとう仇煙織に刃を振るい…。

  • 第45話 本心はどこにある

    玉娘に頼まれてコウ王の救出に向かう程若魚。しかし、捕らわれることで仇子梁を安心させ、ひいては斉エンの安全を守れる、とコウ王は地下牢に残った。折しも将棋営では幹部である金字棋の選出中。多勢に無勢の若魚たちは抜け道を使って外へ逃げたが、結局は取り囲まれてしまう。若魚が剣を置くと、仇煙織が矢も盾もたまらず命乞いをする。仇子梁の鋭い眼光に射すくめられ、まだ使い道があるからだと心にもないうそを並べていく。

  • 第46話 天の定めた縁

    “丹鳳楼の計”は大成功を収め、斉エンは程若魚に種明かしをする。生き別れた妹に会わせることで高平を寝返らせ、閉じ込められていた暗闇の部屋から見事脱出したのだ。若魚は、なぜ仇煙織が命懸けで己を助けるのか理由が分からない。答えが得られず気落ちしていると、斉エンしか知らない朝露の変の真実を知らされる。心臓の病を抱える煙織は昏睡状態に陥っていた。それを知るやいなや若魚は馬車から飛び降り、宮殿に駆け戻る。

  • 第47話 果たされた悲願

    仇子梁は皇宮を血の海にしようと将棋営に号令をかけたが、何の反応もない。そこに現れたのが前任の掌棋人・仇煙織だ。仇煙織は左車の令牌を盗んだだけでなく、斉エンと手を組み、斉エンの配下を将棋営に送り込んでいた。身内にまで裏切られ、もはや四面楚歌となった仇子梁。程若魚は、その仇子梁に真っ向勝負を挑み、善戦するが絶体絶命の危機に陥る。その瞬間、仇煙織がある行動を取ったことから程若魚の記憶はよみがえり…。

  • 第48話 因縁の対局

    もとより退路のない斉エンは、最終決戦となる朝議の場へ向かう。重臣から仇子梁一派の処分を訴える声が上がり、手際のよさに思わず笑みが漏れる。大将軍の候補者名簿を受け取れば、そこには最も信頼する臣下・韓定の名が記されていた。若魚と厳修は棺で眠る仇煙織に最後の別れを告げた。左相に襲撃されるも、煙織が生前用意していた仕掛けに助けられる。しかし棺を奪われた若魚は「姉より大事な物はない」と先帝の遺詔を渡す。

  • 第49話 (最終話) 終局の末に

    斉エンは再びコウ王と重臣を集め、遺詔の真実を明かす。仇子梁の怒りをコウ王に向けるべく先帝が仕組んだ計画だったのだ。それでも斉エンは完全に賛同することができず、かつてコウ王が山に隠棲できるよう後押しした。実は互いを救っていたのだと甥と叔父は笑い合う。賞灯節の夜、昼のように明るい街を楽しむ程若魚と斉エン。ついに一緒になった2人だが、別れの時はすぐそこに迫っていた。果たして若魚の“よい皇帝”が残したものとは?

作品詳細

大興王朝の時代、横暴な宦官らが政権を掌握していた。兄・文宗皇帝の死後、弟・斉エン(せいえん)は大宦官の仇子梁(きゅう・しりょう)によって皇帝に即位させられる。平凡と思われ、人望のない若き皇帝は、実権を握れずにいた。そんな中、皇帝の護衛官として宮中に入る紫衣局の程若魚(てい・じゃくぎょ)。一方、仇子梁の養女・仇煙織(きゅう・えんしょく)は人を惑わすほど美しく、また、誰よりも知恵があり仇子梁が主導する将棋営に尽くしていた。各勢力が集い、権力争いが一触即発状態の宮中で、程若魚と仇煙織、皇帝・斉エンの運命は…?

キャスト

チョン・イー チャン・ユーシー シュエン・ルー ミッキー・ホー ハン・ドン

スタッフ

[監督]リウ・グオナン

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