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劉皇后の仰せのままに
劉皇后の仰せのままに
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劉皇后の仰せのままに

最も不釣り合いな皇帝と皇后が歩む恋路は前途多難?お騒がせ皇后が、皇宮をぶっ壊す!

2022年

字幕

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話

    村の男たちが早死にするという呪いを解くには、腐れ縁の“美顔王子”魚長崖(ぎょ・ちょうがい)と祝言をあげるべし――。文通相手の宣(せん)様に嫁ぐのだと心に決めている黒胖(こくはん)は、そんなお告げに従うわけにはいかなかった。都に行き、父さんを頼れと助言する母。聞けば、都にいる父とは“サソリ”とあだ名される奸臣・劉歇(りゅう・けつ)なのだという。折しも、都では若き皇帝の妻となる皇后選びの真っ最中で…。

  • 第2話

    宮中のしきたりに戸惑うばかりの劉金鳳(りゅう・きんぽう)。一方の段雲嶂(だん・うんしょう)も、彼女の狙いが何なのかを見抜けずに気を揉んでいた。そして、金鳳と初めて対面した太后たちは混乱する。皇后となったのは、国で一番の美女と噂に名高い劉白玉(りゅう・はくぎょく)だと思っていたのに、目の前に現れたのは、がさつなぽっちゃりではないか。白玉を気に入った太后たちは、彼女を雲嶂の側室にしようと画策し…。

  • 第3話

    御前統領を泣かせた。厨房でボヤ騒ぎを起こした。精油の機械を壊した。――劉金鳳(りゅう・きんぽう)が起こした騒動は、宮中の話題になっていた。しかし、そんなものがかわいく思えるほどの事件を金鳳は起こしてしまう。地震の発生を知らせる大きな鐘・震鐘(しんしょう)を、間違って鳴らしてしまったのだ。宮中はたちまち大混乱に。段雲嶂(だん・うんしょう)は自ら指揮を執り、被害を最小限に食い止めようと奮闘するが…。

  • 第4話

    太和殿で行われている朝議で、重臣の張安(ちょう・あん)から、宰相・劉歇(りゅう・けつ)の罷免を求める声が上がった。当の劉歇は、逆に張安を処罰するよう段雲嶂(だん・うんしょう)に迫る。「宣(せん)様をいじめないで」。緊迫した雰囲気が広がる太和殿に響く劉金鳳(りゅう・きんぽう)の声。皇后が朝議の場に参上し、意見を言うのは異例のこと――なのだが、それよりも一同が驚かせたのは金鳳の“顔”。その理由は…。

  • 第5話

    侍医の沈傲(しん・ごう)によると、段雲嶂(だん・うんしょう)は喘息を患っているという。劉金鳳(りゅう・きんぽう)は彼から小瓶に入った特効薬をもらい受けたが、それは量を間違えると死に至る、いささか物騒な代物だった。翌日、金鳳は雲嶂のために汁物を作ることに。その時、皇后の側仕えである素方(そほう)は、金鳳が小瓶から何かを鍋に入れるのを目撃する。雲嶂が疑うように、金鳳は刺客なのか。それとも…。

  • 第6話

    「清池宮で仕留めるつもりだ」。重い決意を胸に、段雲嶂(だん・うんしょう)は告げた。密かに連弩を作り、決死隊も組織した。奸臣・劉歇(りゅう・けつ)を排除する準備は、着々と整いつつあった。一方、劉金鳳(りゅう・きんぽう)は謝親宴(しゃしんえん)の準備に追われていた。どうにか宮中の礼儀作法は覚えたが、さらに何十人もいる雲嶂の親族の顔と名前を覚えなければならないのだ。だが、彼女の前に意外な協力者が…。

  • 第7話

    連弩隊の放った矢は劉歇(りゅう・けつ)に命中したものの、痛手を負わせることはできなかった。段雲嶂(だん・うんしょう)は匕首を手に襲いかかるが、攻撃は全てかわされてしまう。援軍の粛静唐(しゅく・せいとう)たちも歯が立たず、劉歇暗殺計画はあえなく崩れ去ったのだった。そこへ、温泉を楽しみにやってきた劉金鳳(りゅう・きんぽう)たちが。痛みにうめく雲嶂たちの姿を目にした永福(えい・ふく)は、思いがけない一言を…。

  • 第8話

    「“クズ宣(せん)”とは縁を切る」「愛なんてクソくらえだ」。劉金鳳(りゅう・きんぽう)は荒れていた。段雲嶂(だん・うんしょう)のウソに、堪忍袋の緒が切れたのだ。一方の雲嶂も、金鳳の皇宮追放を命じる。それは、これから始まる劉歇(りゅう・けつ)との死闘に彼女を巻き込みたくないという、雲嶂の優しさだった。――のだが、そんなことを金鳳は知る由もない。簡単に追い出されてたまるかと、雲嶂との対決を宣言し…。

  • 第9話

    沈傲(しん・ごう)たちに無理矢理整形されそうになった劉金鳳(りゅう・きんぽう)だったが、持ち前の怪力で脱出し、事なきを得た。しかし、陛下の命令なのだと聞いては黙っていられない。金鳳は段雲嶂(だん・うんしょう)を追いかけまわし、髪を引っ張り合う大ゲンカをした末に、皇宮を出ていく決心を固めるのだった。ところがその直後、金鳳は黒ずくめの曲者に遭遇。やがて、意識を失った雲嶂が発見され…。

  • 第10話

    思いがけない腹心の裏切りと死を乗り越え、段雲嶂(だん・うんしょう)は親政を実現すべく、新たな策を講じる。それは宿敵である劉歇(りゅう・けつ)を、逆に利用するというものだった。一方、雲嶂(うんしょう)に毒を盛ったと疑われた劉金鳳(りゅう・きんぽう)は冷宮送りに。しかし、井戸もなく、ネズミが出て、雨漏りもする廃墟同然の建物で、金鳳がおとなしく我慢しているはずもない。金鳳はまず、飲み水を求め…。

  • 第11話

    大役を務める劉歇(りゅう・けつ)が遅れて現れるという波乱はあったものの、冠礼の式は無事に終わった。だが、続いて行われた段雲嶂(だん・うんしょう)の誕辰祝いの宴の席で、皇帝と宰相は親政を巡って対立し、一触即発の事態に。同じ頃、西の冷宮では劉金鳳(りゅう・きんぽう)主催の改修祝い大宴会が開かれていた。焼き肉に爆竹――大量の煙が上がったことで、雲嶂のもとに“冷宮で火事”という報告が…。

  • 第12話

    段雲嶂(だん・うんしょう)にとことん嫌われれば、皇宮を追い出され、村に戻れるはず――。劉金鳳(りゅう・きんぽう)は白玉(はくぎょく)の協力を得て、あれこれと策を実行するが、思うような結果は得られなかった。そんななか、魏(ぎ)太傅の発案で、皇宮を出て“課外授業”が行われることに。「愛を求めて」という恋物語を読み、作戦変更を決意する金鳳。今度はなんと、雲嶂と白玉をくっつけてしまおうというのだ…。

  • 第13話

    「やっぱりお似合いね。そろそろ私は、お役御免かな」。劉金鳳(りゅう・きんぽう)は、人々の喝采を受ける段雲嶂(だん・うんしょう)と劉白玉(りゅう・はくぎょく)の姿を眺め、そう考えていた。1人、花当て大会の会場を離れた彼女を、雲嶂は追う。そして「なぜ引き留めるの?」と問う金鳳に、突然、口づけするのだった。そんななか、霊枢院に新しい侍医が配属される。なんとそれは、金鳳の幼なじみの魚長崖(ぎょ・ちょうがい)で…。

  • 第14話

    科挙を巡って、様々な思惑が交差していた。段雲嶂(だん・うんしょう)が毎年最下位という結果に甘んじていると知り、手助けをしようと決心する劉白玉(りゅう・はくぎょく)。一方、最下位にはなるまいと必死の劉金鳳(りゅう・きんぽう)は、得意の蹴鞠(けまり)と苦手な暗記を組み合わせた、謎の勉強法を編み出す。そればかりか、陛下に勝てたら整形させると約束までして、魚長崖(ぎょ・ちょうがい)に個人授業を依頼し…。

  • 第15話

    段雲嶂(だん・うんしょう)の試験恐怖症を治すべく、劉金鳳(りゅう・きんぽう)は魚長崖(ぎょ・ちょうがい)に相談する。しかし長崖は回りくどい作り話をするばかりで、治療法は分からずじまい。その夜、金鳳は雲嶂をとある場所へと連れ出す。そこは皇宮の菜園だった。見回りに来た太監をからかった金鳳は、欽天台に登って雲嶂にまで鐘をつかせると、太学苑へ。最初は及び腰だった雲嶂も、次第にイタズラを楽しみ始め…。

  • 第16話

    お忍びで街へ出た劉金鳳(りゅう・きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)。屋台で食事をしたり、影絵芝居を見たり、存分に羽を伸ばした彼らは、こっそりと皇宮へと戻った――つもりが、2人の“失踪”は皇宮の噂となっており、帰った早々、太后に叱責されてしまうのだった。そうこうするうちに、科挙は目前に迫っていた。金鳳や段雲重(だん・うんちょう)は、雲嶂の試験恐怖症を克服する方法に、それぞれ頭を悩ませ…。

  • 第17話

    科挙で不正を行ったとの疑いを持たれた段雲嶂(だん・うんしょう)は、走って皇宮を10周することに。皆が見守るなか、雲嶂を応援しようと思い立った劉金鳳(りゅう・きんぽう)は、犬をけしかけて、雲嶂の潜在能力を発揮させようと目論むのだった。同じ頃、段雲重(だん・うんちょう)は劉白玉(りゅう・はくぎょく)を問い詰めていた。科挙の会場で見つかった不正の証拠とされた紙片を書いたのは、彼女だったのだ…。

  • 第18話

    段雲嶂(だん・うんしょう)が望んでいた親政が、間もなく実現しようとしていた。しかし、そんな彼を悩ませることが。劉歇(りゅう・けつ)が玉璽の返却を拒んだのだ。段雲重(だん・うんちょう)らの調べによると、玉璽の隠し場所は太和殿だという。彼らに押し切られるようにして、雲嶂は玉璽を盗みに、太和殿へと忍び込む羽目に。一方、雲嶂と会えない日が続き、悶々としていた劉金鳳(りゅう・きんぽう)のもとに、劉歇が現れ…。

  • 第19話

    「探ってほしい情報がある」――段雲重(だん・うんちょう)は報酬をちらつかせ、侍女の風月(ふうげつ)に切り出した。探る相手は風月の主・劉白玉(りゅう・はくぎょく)である。一方、劉金鳳(りゅう・きんぽう)は、段雲嶂(だん・うんしょう)が側室を娶るのを邪魔しようと大胆な行動に出る。しかし、側室というのは単なる金鳳の勘違い。恥をかいたばかりか、金鳳と雲嶂は思いがけない窮地に陥ってしまう…。

  • 第20話

    果実色の口紅に“皇后秘方膏”――段雲嫣(だん・うんえん)や後宮の侍女たちを集め、化粧品を売りさばく劉金鳳(りゅう・きんぽう)。その品は魚長崖(ぎょ・ちょうがい)が開発したものだった。売れ行きは上々だったが、金鳳は分け前をねだることもなく、化粧品の購入者に書かせた質問票が欲しいと言い出すのだった。金鳳が、またもや何かを企んでいるとにらんだ段雲嶂(だん・うんしょう)は、質問票の件を調べ始めるが…。

  • 第21話

    閲兵式は中止された。京畿営の兵たちは禁衛軍の子孫だけで組織されている精鋭という触れ込みだったが、実際は老兵ばかりで、装備もお粗末なもの。「どういうことだ?」と声を荒らげる段雲嶂(だん・うんしょう)に、劉歇(りゅう・けつ)が答えた。彼は、閲兵式の場で、あえて軍の置かれている実情を暴いたというのだ。増税して軍費を拡充すべきと主張する劉歇と、民に負担を強いるのを避けたい雲嶂は、再び対立し…。

  • 第22話

    魚長崖(ぎょ・ちょうがい)の助けを借りて、密かに皇宮を抜け出した劉金鳳(りゅう・きんぽう)。父が新しい側室を迎えるという噂を聞いて黙っていられるはずもない。しかも、宰相府にたどり着いた金鳳は、木に縛りつけられている母を発見。怒りの炎は、さらに燃え上がるのだった。同じ頃、段雲嶂(だん・うんしょう)も宰相府に向かっていた。金鳳の登場でひと騒動起こったところに、雲嶂が到着。それが、さらなる波乱の幕開けに…。

  • 第23話

    「特別なものは、特別な力を持つ者が見つけるのだ」――劉歇(りゅう・けつ)のつぶやきは、何を意味するのか。軒宸殿に隠されているという“方御弗華鉛(ほうぎょふつかえん)”争奪戦は、人知れず激しさを増していた。劉歇(りゅう・けつ)の依頼を受け捜索にあたる劉金鳳(りゅう・きんぽう)は、魚長崖(ぎょ・ちょうがい)も同じ物を手に入れようと暗躍していることを知る由もない。しかも、この争いに予想外の人物が関与し…。

  • 第24話

    お互いの願いを書いた孔明灯を飛ばす劉金鳳(りゅう・きんぽう)と段雲嶂(だん・うんしょう)。2人の絆が強まった静かな夜は更けていく。その一方で、宮廷を揺るがす新たな火種となる事件が起こっていた。忠臣として名高い凌(りょう)将軍が罪に問われ、劉歇(りゅう・けつ)によって捕縛されたのだ。しかも、その際に示した聖旨は、劉歇が偽造したものだという。事態の説明を求める雲嶂。だが劉歇は「誤解なさっています」と語り…。

  • 第25話

    段雲嶂(だん・うんしょう)の実の母である黎(れい)妃は、災いを招く妖女である――。講談がきっかけとなり、皇宮の内外で、そんな噂がまことしやかにささやかれていた。流言を広めた黒幕は魚長崖(ぎょ・ちょうがい)。彼は、「皆が黎妃を思い出せば、私の捜し物が見つかりやすくなる」とうそぶくのだった。一方、雲嶂は、先日起こった火事に長崖が関わっているのではないかと疑い、粛静唐(しゅく・せいとう)たちに調査を命じるが…。

  • 第26話

    段ロウ月(だん・ろうげつ)が考案した占い・ロウ月塔牌。劉金鳳(りゅう・きんぽう)が選んだ札は“窮凶極悪”だった。当分の間、犬と戌年の人を避け、髪は結ぶのが吉――と話すロウ月の言葉に、熱心に耳を傾けていた金鳳は、早速対策を練るのだった。反対に、“宮門玉砕”の札を選んだ太后は「皇宮に留まり、出歩くな」という忠告を無視して、徐(じょ)太妃とともに町へ。しかし、そこで2人は、ロウ月が占ったとおりの危難に遭遇し…。

  • 第27話

    犬に襲われた恐怖から意識を失ったままの状態が続いていた劉金鳳(りゅう・きんぽう)。段雲嶂(だん・うんしょう)からの呼びかけもあり、宮中の人々の協力のおかげで、仙葩(せんぱ)村に伝わる“百衲衣(ひゃくのうい)”が完成。彼女は無事、回復を遂げたのだった。しかし、雲嶂には、もう1つ解決しなければならない難題が。西ゲツ(せいげつ)国の使者たちが傍若無人な振る舞いに及び、町のあちこちで騒動を起こしているというのだ…。

  • 第28話

    さらわれた永福(えい・ふく)は、どこに捕らわれているのか――。慕顔宮が怪しいとにらんだ劉金鳳(りゅう・きんぽう)は、魚長崖(ぎょ・ちょうがい)とともに、封鎖中の建物の中に入り込む。長崖が見つけた隠し通路を進み、牢のある部屋にたどり着いた金鳳。そこに永福の姿はなかったが、彼女は確かに母が監禁されていた証拠を見つけるのだった。さらにその部屋を調べようとした金鳳は、暗器が飛び出す仕掛けを作動させてしまい…。

  • 第29話

    西ゲツ(せいげつ)国の国主・黎遠(れい・えん)が送り込んだ間者は誰なのかと尋問され、捕らわれた兵は自ら命を絶った。手がかりは失われてしまったが、魚長崖(ぎょ・ちょうがい)には確信が。彼は“あの女”に直接問い質す決心を固めるのだった。一方、段雲嶂(だん・うんしょう)は、劉金鳳(りゅう・きんぽう)に促され、西ゲツの使者が起こした騒動について、民に謝罪することに。陛下直々の謝罪に対し、民の反応は…。

  • 第30話

    「君が好きだ。結婚してくれ」。気球に乗った段雲重(だん・うんちょう)は、皇宮の大勢の人が見守るなか、劉白玉(りゅう・はくぎょく)に求婚した。彼女は恥ずかしがって、その場から逃げるように立ち去るが、2人はめでたく結ばれることとなったのだった。そんななか、女でありながら武挙で首席となった西ゲツ(せいげつ)国の将軍・朱談(しゅ・だん)が、使者として東皓(とうこう)国を訪れ…。

  • 第31話

    段雲嶂(だん・うんしょう)と朱談(しゅ・だん)との間に持ち上がった縁談に、心穏やかでない劉金鳳(りゅう・きんぽう)。そんな彼女のもとを訪ねた劉歇(りゅう・けつ)は、「劉金鳳でありさえすればいい」と励ますのだった。しかし、当の金鳳は「どうしろって言うのさ」と悩むばかり。考えていても仕方がないと馬に飛び乗り、彼女が1人で向かった先は、なんと西ゲツ(せいげつ)国の軍営だった…。

  • 第32話

    魚長崖(ぎょ・ちょうがい)お手製の泥の美顔膜を塗った直後、太后が倒れた。劉金鳳(りゅう・きんぽう)の機転で危機的な状況を脱したものの、段雲嶂(だん・うんしょう)は長崖の捕縛と霊枢院の捜索を命じるのだった。捕らえた長崖を、自ら尋問する雲嶂。彼には太后の一件以外にも、長崖に問いただしたい重大な疑惑があったのだ。一方、一連の出来事の報告を受けた劉歇(りゅう・けつ)は、「魚長崖を救う」とつぶやき…。

  • 第33話

    帝王星の首飾りの中には紙片が隠されていた。そこに書かれた文字列の解読に躍起になる劉歇(りゅう・けつ)。そんな彼にひらめきを与えたのは、永福(えい・ふく)の何気ない一言。そして、すべてが明らかになった時、智謀の士たる劉歇を驚愕させたのもまた彼女であった。間を置かず、劉歇は策の総仕上げにかかる。彼は、魚長崖(ぎょ・ちょうがい)――西ゲツ(せいげつ)国の元太子・黎遠(れい・えん)に2万の兵馬を与え…。

  • 第34話

    「縄をほどいて」「陛下が殺されちゃう」――段雲嶂(だん・うんしょう)の危機を救うため、皇宮に戻りたい劉金鳳(りゅう・きんぽう)だったが、永福(えい・ふく)は娘の言葉に耳も貸さず、平然としている。一方、皇宮には劉歇(りゅう・けつ)率いる京畿営の兵たちが、なだれ込んでいた。行く手を遮る粛静唐(しゅく・せいとう)たち。だがその時、雲嶂はたった1人で、“真の危機”に立ち向かっていた…。

  • 第35話

    東皓(とうこう)国を揺るがした嵐の一夜は過ぎた。これで皇宮に帰れると、ほっと胸をなで下ろす劉金鳳(りゅう・きんぽう)。ところが永福(えい・ふく)は、身勝手な男どもに目に物見せるため、夫が迎えに来るまでは帰るべからずと、ご立腹の様子だ。困った段雲嶂(だん・うんしょう)は雲重(うんちょう)たちの手を借りて、“妻をなだめる方法”を調査。それでも埒があかず、結局は自ら仙葩(せんぱ)村へと赴くことに…。

  • 第36話 (最終話)

    仙葩(せんぱ)村の呪い――その伝説は真実なのか。一晩のうちに何人もの村の男たちが昏睡状態に陥った怪現象を解決すべく、段雲嶂(だん・うんしょう)と劉金鳳(りゅう・きんぽう)、そして魚長崖(ぎょ・ちょうがい)は協力することに。病人を観察するうち、病の原因に気がついた長崖。一方、「村誌」によって伝えられた呪いを信じ込んで脅える村人のために、雲嶂は“優しいウソ”をつく…。

作品詳細

黒胖(こくはん)は、突如持ち上がった縁談に頭を抱えていた。彼女の住む仙葩(せんぱ)村には、男たちが早死にするという“呪い”が。占いの結果、呪いを解くためには、腐れ縁の“美顔王子”こと魚長崖(ぎょ・ちょうがい)と祝言をあげるべし―とのお告げが出たのだ。文通相手の宣 (せん)様に嫁ぐのだと心に決めている黒胖は、母の勧めもあり、村を出ることに。都に行き、父さんを頼れと助言する母。聞けば、都にいる父とは“サソリ”とあだ名される奸臣・劉歇(りゅう・けつ)なのだという。折しも、都では若き皇帝の妻となる皇后選びの真っ最中で…。

キャスト

リー・ジアチー リー・ホンイー チェン・シンユー グオ・チョン バイ・シュー ワン・ドン ルー・ユーポン ワン・ワンジュエン ヤン・ワンリー ヤオ・チエンユー

スタッフ

[監督]シュー・フェイカン[原作]ゴー・ヤン[脚本]リー・メン/ヤン・ウェイチエン/ワン・ホン/イエ・ズー/ジャン・ユエシャン/ヤン・ヨウラン[撮影監督]パン・レンチョン/ニエン・ルイウェン[美術監督]ホー・ヤオ[音楽]ワン・ジアチョン[衣装・メイク統括]ジョイベル・チャン

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