ホスト相続しちゃいました

Name: ホスト相続しちゃいました
Released: 2023

なりふりかまわず、生きるのだ。

2023年

エピソード
作品詳細

第1話フツー会社員イケメン束ねオーナーに!?

広告代理店で働く34歳の本橋久美子（桜井ユキ）は、コピーライター志望だったが気づけば接待と新人指導の毎日を送っている。夢も恋もかなわない人生を仕事に没頭して忘れようとしていた。そんなある日、唯一の家族として支え続けてくれた叔父・本橋晃司（杉本哲太）が他界。葬儀場に駆けつけた久美子の目に飛び込んできたのは、棺の前で涙を流しながらハイテンションでシャンパンコールをするイケメンたちの姿。そこで久美子は初めて、晃司の経営する店がホストクラブだったことを知る。さらに、晃司の部下・直樹（三浦翔平）から渡された遺書には、店を久美子に相続させると書いてあった。フツーに生きてきた久美子にとって、夜の世界に飛び込むことは容易ではない。とはいえ、パッとしない会社員人生がこの先ずっと続くのか…などと悩んでいたある晩…。
第2話ホスト、姫に刺される

久美子（桜井ユキ）は亡き叔父・晃司（杉本哲太）の店を守るため、『MAJEST』のオーナーに就任するが、ナンバーワンホスト・Masato（八木勇征）は猛反発。若手ホストを引き連れて店を出て行ってしまう。そんななか、久美子の元に直樹（三浦翔平）から一本の電話が。如月（兼近大樹）が客の女性に腹部を刺されたという。幸い命に別状はなかったものの、病院に駆けつけた久美子は、如月が事件の一部始終をヘラヘラ笑いながら話している姿に絶句する。さらに事件の裁判でも、如月の口から出てくる言葉はどれもホストの印象が悪くなるものばかり…。久美子はホストの非常識さにあきれてしまう。世間の声も加害者の女性に同情するものがほとんどで、被害者であるはずの如月には猛バッシングが浴びせられる。
第3話男装ホストに挑戦！

久美子（桜井ユキ）がオーナーになることに断固反対のMasato（八木勇征）は、久美子に男装ホストとして月100万円売り上げるよう要求。できなければ、自分にクラブを渡せと迫る。しかもその矢先、店に5000万円の借金があることが判明。経営を立て直すには、ナンバーワンホストのMasatoの力が必要不可欠だと判断した久美子は、オーナーとして認めてもらうため、“金野モジャ”の源氏名で店に出ることを決める。そして、同じく男装ホストの神童ルイ（鈴木ゆうか）に、ホストのイロハを教えてもらうことに。翌日、店に久美子の会社の後輩・西野莉奈（志田彩良）が来店する。目の前のホストが会社の先輩だとは思いもよらない莉奈は、ホストとして初々しい“モジャ”に心を許し、高額なシャンパンを注文しようとして！？
第4話ホストの採用面接

歌舞伎町屈指のホストグループが、『MAJEST』をつぶし巨大ホストクラブを作ることが分かる。借金に加え、稼ぎ頭の如月（兼近大樹）も依然行方知れずとあって、ライバル店がオープンすれば『MAJEST』は瞬く間に窮地に陥る。直樹（三浦翔平）は、打開策が見いだせず焦る久美子（桜井ユキ）に、新人採用を提案する。ところが、面接にやって来た入店希望者は皆、常識の欠落した素性の怪しい人物ばかり。それでも、直樹とMasato（八木勇征）たちは、なぜか次々と彼らを採用し久美子は不安を募らせる。すると案の定、どこか物憂げな雰囲気をまとった新人の夏目瞬（野村康太）が、姫に横柄な態度をとり怒らせてしまう。一方で久美子は、いつも反発してばかりのMasatoが、泥酔して自分に甘えてきた一夜を忘れられずにいた。
第5話ホストたちの”ガチ恋”

昼間は大学生、夜はホストと、2つの顔を持つ流星（宮世琉弥）は、一浪して同じ大学に入学してきた浜岡水穂（菊地姫奈）と再会。すっかり大人っぽくなった幼なじみの姿に、忘れかけていた気持ちを思い出してしまう。一方、如月（兼近大樹）の穴を埋めるホストを育てたい久美子（桜井ユキ）たちは、流星の活躍に期待を膨らませる。そんな中、姫と一夜を明かしホテルを出た流星は、偶然、水穂と出くわしてしまう。流星に恋人がいると勘違いした水穂の誤解をなんとか解きたい流星だったが、自分がホストだとは言い出せない。その頃、久美子はロサンゼルスから帰国した同僚・桐沢（朝井大智）と久しぶりの再会。かつて、久美子の好意をさんざん利用した男は、再び甘い言葉で久美子を惑わす。しかしそこへ突然Masato（八木勇征）が現れて！？
第6話キャラ迷走副業ホスト涙の退職願

ライバル店『Caelum』に足を踏み入れた久美子（桜井ユキ）の前に現れたのは、行方が分からなくなっていた如月（兼近大樹）だった―！如月の移籍は『MAJEST』に動揺をもたらし、店の先行きを不安視する声があがる。Masato（八木勇征）はクールな態度を見せるが、如月、Masatoとともに店の売り上げを担ってきた直樹（三浦翔平）は納得がいかず、如月奪還に向けて動き出す。そんななか、昼は契約社員、夜は売れないホストとして働くGAKU（笠原秀幸）が店を辞めると言い出す。何とか頑張ってきたが、そろそろ潮時だという。一方、久美子は桐沢（朝井大智）から、コピーライターをやらないかと声をかけられる。桐沢のある言葉にハッとした久美子は、キャラクターが定まらず迷走してきたGAKUにある提案を持ちかける。
第7話幹部ホスト直樹…過去の真実

慣れない夜の世界でオーナー業を懸命にこなしてきた久美子（桜井ユキ）を支えてきた直樹（三浦翔平）。そんな彼がなぜホストに身を投じることになったのか…。一方で、久美子は新設のクリエーティブチームにコピーライターとして配属されることに。代わって営業へ異動になった莉奈（志田彩良）は、きらびやかなホストクラブとやりがいのある仕事、2つを手にした久美子に対しある思いを抱き…。そんな中、ライバル店のオーナー・エル（西山潤）がやって来て、久美子たちを挑発。活気を取り戻したはずの『MAJEST』の空気は再び悪くなり、Masato（八木勇征）は店のために仕事を捨てる覚悟がない久美子に対し苛立ちをあらわにする。そして、再び久美子を店から排除しようとすると、「俺も賛成」と意外にも直樹が声を上げて！？
第8話 VSライバル店…対決イベント開幕！

『MAJEST』とこれまで以上に本気で向き合おうと覚悟し、会社を辞めた久美子（桜井ユキ）は、『Caelum』との対決イベントを受けて立つことに。歌舞伎町屈指といわれるホストグループの知名度を利用することで、『MAJEST』の名を広めようと考えたのだ。それは広告業界のセオリーともいえ、久美子が長年の経験で培ったやり方。対決に勝利するためには、さらなる広告の力が必要だと考えた久美子は、直樹（三浦翔平）やMasato（八木勇征）たちを引き連れて、古巣である広告代理店へと乗り込む。その様子を莉奈（志田彩良）が遠巻きに見ていて…。一方で久美子自身も、あるホストにスポットを当てた独自の戦略を考えていた。そんな中、久美子と直樹が幼馴染だと知ったMasatoは、2人の関係が気になって！？
第9話 No.1ホストが殺人犯…!?悲しい過去

Masato（八木勇征）が過去に人を殺していたという噂が出回り、客が離れ始めた『MAJEST』は『Caelum』とのイベント対決で劣勢に。なんとか悪い流れを断ち切りたいMasatoは、姫たちに金を使わせる方法を提案するが、無謀で強引な策に久美子（桜井ユキ）たちは反対。機嫌を損ねたMasatoは店を出て行ってしまう。寮に戻った久美子は、Masatoが客と揉めていたことを聞き、直樹（三浦翔平）と一緒にMasatoを探すことに。電話もつながらず心配していると、Masatoの妹・咲（坂口風詩）に遭遇。久美子は咲にMasatoのことを教えてほしいと頼む。すると、咲の口から語られたのは超オレ様男の意外な素顔。さらに、咲について行くと、Masatoはその風貌にはまるで似合わないある場所にいて…。
第10話ホストの業…泥沼ホス狂いを救え

久美子（桜井ユキ）とMasato（八木勇征）がキスを交わした次の瞬間、ビルの下で鈍い音が鳴り響き、悲鳴が上がる。『Caelum』の姫の1人がビルから飛び降りたらしい。久美子はショックを受け、イベントが原因なのではと責任を感じるが、Masatoや直樹（三浦翔平）たちは気に留める様子もなく、久美子はあ然とする。その矢先、莉奈（志田彩良）と如月（兼近大樹）が道端でもめている現場に遭遇した久美子。如月は、無茶な方法で大金を作り、ホストの自分に依存する莉奈にどう接すればいいのか悩んでいた。しかし、莉奈は如月をつなぎとめるため、暴走…思いもよらない行動に出る―！さらに、飛び降り事件を機に歌舞伎町には逆風が…突きつけられる“ホストの業”に、久美子は“ある方法”で自分なりの答えを見つけ出そうとする。
第11話夢あるが未来ない…ホスト変えろ！

ホストに夢中になり、すべてを失った莉奈（志田彩良）が命を投げ出そうとする姿を目の当たりにした久美子（桜井ユキ）は、何かできることはないか模索し始める。店では流星（宮世琉弥）に昇格祭の話が持ち上がるが、久美子はホスト業界の風習が姫を苦しめているのではないかと躊躇する。Masato（八木勇征）と直樹（三浦翔平）は久美子の考えを否定するが、唯一、ナッシー（坂口涼太郎）だけは理解を示し…。一方で、Masatoが『MAJEST』のオーナーの座欲しさに自分を本気にさせようとしていると聞かされた久美子は、Masatoの本心が分からずにいた。そんななか、久美子は早朝の歌舞伎町で、大ケガを負った如月（兼近大樹）に出くわす。莉奈の一件で責任を感じていた如月は、自分なりにけじめをつけようと考えていたのだ―。
第12話（最終話）仕事も恋も…「とりあえず、転がり込め！」

オーナーとして、経営不振だった『MAJEST』を立ち直らせた久美子（桜井ユキ）に、特別な感情を抱くようになったMasato（八木勇征）。花火の夜、ついに素直な気持ちを打ち明けるが、一世一代の愛の告白は久美子に色営だと思われてしまう。一方、直樹（三浦翔平）もまた、久美子が店の経営から退くことを機に、あることを決意する。2カ月後、久美子は歌舞伎町の未来を広げようと、新たな事業を始めていた。そこへナッシー（坂口涼太郎）から電話があり、客として久々に足を踏み入れた『MAJEST』では、久美子が掲げた企業理念のもと、ホストたちがイキイキと接客していて…。非常識だらけの世界に転がり込み、様々な苦難を乗り越えてきた久美子が新たなステージで目指すものとは！？さらに、直樹・Masatoとの恋は―！？