唐人街探案
「僕はチャイナタウンの名探偵(原題:唐人街探案)」のスピンオフドラマ
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第1話 奇怪な念仏
ある晩、女性が地下鉄のホームで何者かに線路へ突き落とされる事件が発生する。だが背後には誰もおらず、彼女は突き落とされる前に念仏を唱える声が聞こえたという。同じ頃、高層マンションで女性が飛び降り自殺をする。彼女もまた生前、念仏を唱える声が聞こえていた。この奇怪な事件を唐仁に代わり林黙が、刑事であるサーシャと共に捜査することに。2人が飛び降り自殺をした女性の自宅を訪ねると、そこにはある意外な物が…。
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第2話 忍び寄る見えない恐怖
阿温と阿水と高校の同級生で親友である迪楠も、奇怪な出来事に遭遇していた。ある朝 目覚めると、なぜか天井に自分の手形がついていたのだ。そして彼女もまた念仏を唱える声を聞いていた。さらに彼女たちのもう1人の親友である査雅の身にも奇怪な出来事が起こり、精神的に衰弱して入院していた。この親友4人の証言にはある共通点があることに気づいたサーシャは阿温と迪楠にそのことを告げる。すると阿温が重い口を開き…。
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第3話 秘めたる思い
警察による事件の捜査は打ち切りとなってしまうが、納得のいかない林黙は独自に調査を続けていた。そんな中、阿水の葬儀が執り行われ、彼女の夫 秦俊が襲われそうになる。襲ったのは彼女たちと同じ高校に通っていた裴善だった。裴善が事件の鍵を握っていると踏んだ林黙は、サーシャと共に彼の部屋にこっそり忍び込み、高校時代の写真の他に卒業時にみんなから送られたサイン帳を発見する。そこにはある物が挟まれており…。
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第4話 “嘘(うそ)つきよ、汝(なんじ)の名は女”
調査を続ける中、サーシャのもとに迪楠の訃報が舞い込んできた。マンションの転落現場に居合わせた阿温は、迪楠も死の前日に念仏を聞き、何者かに憑依されたように自分に襲いかかってきたと話す。彼女の首には確かに絞められたような赤いあざがあった。同じ頃、査雅も急きょ退院し、シンガポールへと飛び立つ。すべてのトリックを解いた林黙は真犯人を捕らえる鍵となる証拠にたどり着くが、真犯人の姿はすでに空港にあった…。
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第5話 死者と猫
時は林黙の転職前にさかのぼる。林黙は当時、高校教師の傍ら、師匠を殺した犯罪組織の長であるスマイルの行方を追うために、犯罪現場の“浄化”を行っていた。そんなある夜、彼は偽装中の他殺体から2種類のタバコのにおいをかぎ取り、1つは犯人が残したものだと考える。翌日、その遺体は副局長候補の度郎らにより自殺と認定されるが、着任したてのサーシャは疑念を抱いていた。そんな中、林黙のクラスに転校生が現れ…。
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第6話 容疑者 林黙(リン・モー)
サーシャは坤塔の殺害現場から逃走した人物が林黙であることを特定し、ブン頌と共にアイビーの店を訪ねるも、林黙とは面識がないと言われてしまう。しかしサーシャたちが訪れる前に林黙は店に来ていた。警察から写真を見せられたことで林黙が夫を殺した犯人だと思い込んだアイビーは林黙を呼び出し問い詰める。だが、そこへ客が店にやってきて…。一方、アイビーには何かあると踏んだサーシャはブン頌に彼女の資料を探すよう頼むのだった。
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第7話 スマイル探しの鍵
アイビーから夫、坤塔との劇的な出会いを聞いた林黙は、決して豊かではない彼が組織の標的となったことに疑念を示し、その理由こそスマイル捜索の鍵となると考える。殺し屋と警察から逃れる中、急速に距離を縮めていく2人だったが、小愛はアイビーを悪女と呼び、むき出しの敵意を向けるのだった。一方、サーシャは林黙を追い、糸口を求めて単身彼の家を訪れようとしていた。だがそこに、2人を追う黒髪の殺し屋も現れて…
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第8話 暴かれた正体
ある夜、赤鼻が忘れ物を取りに警察局に戻ると、黒服の男が加徳の家財道具をあさっていた。赤鼻は男を取り逃がすも、床に加徳の携帯が落ちていることに気づく。その中には無数のアイビーの写真が残されていたが、1枚だけアイビーに背を向けてベンチに座る男の写真が入っていた。その頃、サーシャの同僚が坤塔のパソコンへのアクセスに成功し、坤塔に関する重大な情報を知る。サーシャはアイビーが怪しいと確信し、林黙に伝えるのだが…。
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第9話 新たなゲーム
野田財団の御曹司である野田昊二はオンラインゲーム“ライズ・アゲイン”の決勝“ゴーストの招待試合”のワイルドカードをカネにものを言わせて獲得し、柳風、陸菁菁、程天順、山本佑太と共に悪童チームとして参加する。5年前、決勝戦で敗北し失踪した阿吉が現れることを期待してのことだった。しかし彼は姿を見せず試合が始まる。悪童は早々に昊二以外の4人が脱落し、昊二もまた脱落の危機に。だがその時、会場が突然停電となり…。
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第10話 ゴーストの指令 ~罪人を捜せ~
スクリーンに現れた男は”ゴーストの招待試合”開始を宣言し、時間内に”罪人”を捜せなければ会場もろとも木っ端みじんだと言う。選手の1人が毒ガスで死ぬ映像が映り、会場はパニックに。昊二たちが確認すると、観客席や出口に爆弾が置かれ、電波も遮断されていた。阿吉の元所属チーム、H5のリーダーは、この試合のステージが5年前の決勝と酷似していると告げる。5年前の出来事に鍵があると考えた昊二は真相を追い動き出すが…。
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第11話 止まらないカウント
5年前、阿吉に毒を盛った犯人が判明する。天才と称される阿吉がいる限り自分が試合に出場することができないからだった。そんな身勝手な理由にチームメイトは、阿吉に劣らない実力だと自信があるならゲームで証明しろと言い放つ。そして彼はゴーストを倒すべくゲームを始める。だがゲームから戻ると明らかに彼の様子が変であった。そんな彼を心配するもゴーストを倒すべくみんなはゲームの世界へと戻るのだが…。
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第12話 (最終話) ゲームの終わり
一同の命を賭けた最後の戦いが行われていた。選手たちが1人ずつ倒されていく中、昊二は最後まで生き残って辛くも勝利、”ビクトリー”の文字に会場は大いに沸き立つ。その直後、各国の警官隊が突入して、”招待試合”はようやく終結を見た。一同は解放され、選手たちは台湾警察に同行して事情聴取を受けることに。だが、事件はまだ終わりではなかった…。会場に現れたゴーストは本当に阿吉なのか?そして、5年前の真相とは?
作品詳細
タイのバンコクで、ある女性が姿の見えない何者かに線路に突き落とされる事件が発生する。彼女は突き落とされる前、念仏を唱える声が聞こえたという。その3日前、マンションから飛び降りた女性もまた生前、念仏が聞こえていた。警察はこの奇妙な事件の捜査を唐仁(タン・レン)探偵事務所に依頼する。だが唐仁が不在であったため弟子である林黙(リン・モー)が担当することに。林黙は警察本部から派遣されたサーシャと共に、その驚異的な嗅覚と冷静な分析力により事件の裏に隠された核心に迫り、真犯人を追い詰めていく。そして物語は林黙が唐仁探偵事務所に入るきっかけであり、林黙とサーシャが知り合うきっかけとなった資産家連続殺人事件へと移る。ある日、林黙を施設から引き取ってくれた師匠が犯罪組織の長である"スマイル"に殺されてしまう。林黙は"スマイル"の正体を暴くため鹿鳴(ルーミン)高校で教鞭を執る傍ら、殺人現場を浄化する日々を送っていた。だがある時、林黙に小説家殺害の容疑がかけられる。林黙は独自に調査を進め、殺された小説家の妻アイビーに近づく。当初2人はお互いに不信感を抱いていたが、彼女の心にある闇に触れるうち林黙の心は揺らいでいく。しかし、その先に待っていたのは意外な事実だった。 さらに舞台は、とあるオンラインゲームの決勝"ゴーストの招待試合"に移る。だが試合の真の目的はゲームの天才失踪に関与した犯人を捜すことだった。そして試合はいつしか殺人事件にまで発展し、自称"名探偵"野田昊二が事件の解決に乗り出す…