ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記
血のゲーム<覇権争い>が始まった。バトルを制するのは、誰だ。
- エピソード
- 作品詳細
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第1話 冬来たる
国王ロバート・バラシオンとその王妃サーセイ・バラシオンの一群が北部に位置する氷の大地、ウィンターフェルの領主であり旧友エダード(“ネッド”)・スターク公を訪ね、死亡したジョン・アリン公に代わる“王の手”(王の腹心であり、護衛隊長)の後任の申し出を行う。そんななか、エダードの妻キャトリンが王家の何者かがアリン公の殺害に関与しているという手掛かりを掴む。さらにまだ子供の次男ブランがある衝撃的な事実を目撃し、口封じのため、塔から突き落とされてしまう。一方、狭い海(ナロー・シー)の向こうに広がるエッソスでは追放されたヴィセーリス・ターガリエンが“鉄の玉座”奪還をねらい、妹のデナーリスを軍事力のある野蛮なドスラク人部族の王カール・ドロゴと政略結婚させて新たな同盟関係を結ぼうとしていた。
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第2話 王の道
塔から突き落とされたブランはまだ生死の境を彷徨っていた。息子の看病にあたるキャトリンをウィンターフェルに残し、新たに“王の手”(王の腹心であり、護衛隊長)に就任したエダードは娘のサンサとアリアを連れて王都キングズ・ランディングへ向かう。そんな中、ブランが何者かによって命を狙われる。エダードの落とし子、ジョン・スノウは凶暴な“異形(ジ・アザー)”や野蛮な“野人”たちからウェスタロスを守るために設けられた“壁”を守る“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”になるため、ウィンターフェルを離れて北を目指す。ラニスター家の次男で“小鬼(インプ)“と呼ばれるティリオン・ラニスターは一家と共に南へ戻る代わりにジョンと共に“壁”へと向かう。ヴィセーリスが玉座の奪還を狙う一方、デナーリスは新たに夫となったドロゴと心を通わせる術を求めていた。
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第3話 冥夜の守人
王都キングズ・ランディングに到着したエダードは七王国の小評議会に召集されウェスタロスの国政が危機的状況に陥っていることを知る。キャトリンは夫に警告をするため秘密裏に王都へ向かう決意をするが、小評議会のメンバーで旧友でもあるピーター・“リトルフィンガー”・ベイリッシュに邪魔されてしまう。“壁”ではジョンが血統になど無関心な身分の低い新兵たちと訓練を続ける日々に苦心していた。同じく“壁”を訪れていたティリオンは“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”の総帥ジオー・モーモントから王と王妃にあてて増え続ける敵に対抗するための兵力強化を嘆願される。意識が戻ったブランは塔の上から突き落とされた時の記憶を失っていた。一方、政略結婚でドスラク人部族の女王となったデナーリスは今やヴィセーリスに立ち向かいはじめたドロゴ王をしっかりと手の中に収めていた。
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第4話 壊れたものたち
エダードは、前”王の手”のジョン・アリン公の不可解な死の真相を探っていた。ジョンは“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”の男たちから、剣の稽古中めった打ちにされてしまった臆病で孤独なふとった少年サムを見かねて守ってやることにする。エダードの娘サンサが未来の王妃になることを夢見る一方、活発なアリアは姉とは全く違う未来を思い描いていた。一方、ブランを突き落とした犯人として無実の罪でティリオンが捕らえられてしまう。“狭い海(ナロー・シー)”の向こうでは、苛立ちを募らせるヴィセーリスが女王として権力を得るようになった妹デナーリスと衝突する。
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第5話 狼と獅子
ロバート王は、ターガリエン家ドスラク人部族の女王デナーリスが懐妊した事実を知り、殺すべきだと言い出す。だが、殺害に反対したエダ―ドは“王の手”を辞めると言い、王の怒りを買ってしまう。一方、妹ライサのいる高巣(アイリー)城へ向かうエダードの妻キャトリンと一行は、捕らえたティリオンを連れ、山道を進んでいた。その道中、何者かにあらぬ襲撃を受け、ティリオンはその騒ぎに乗じて逃亡を図る。
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第6話 黄金の冠
ロバート王が狩猟に出ている間、代わりに“鉄の玉座”に座り執政を行うエダードはジョン・アリン公が残した秘密を知るのだった。一方、独房に入れられたティリオンは、牢番に“罪を懺悔(ざんげ)する”という伝言をライサに届けてくれと頼むのだった。そんななか、ターガリエン家ドラスク人部族のドロゴが協力を拒んだことで妹のデナーリスを脅迫したヴィセーリスは、ある無念の報いを受けることに。
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第7話 勝つか死ぬか
エダードがジョン・アリン公の死の真相をめぐって王妃サーセイと対峙する一方、ロバート王が狩猟で瀕死の重傷を負ってしまい、図らずも後継者指名の準備に入ることになる。ロバート王は後継者が成人になるまでエダードを“鉄の玉座”の摂政役に任命する。エダードは王の遺志をサーセイとジョフリー(ロバートの長男)、そして小評議会の人々に伝える。エダードはラニスター家を玉座から排除するため、ベイリッシュに“王都の守人(シティ・ウォッチ)”の協力を依頼。エダードは長男ジョフリーがロバート王の子ではなく王妃サーセイとその双子の弟ジェイミーとの近親相姦で生まれた子供で、正当な後継者はスタニス・バラシオン(ロバートの弟)だと明らかにするのだった。しかしベイリッシュと“王都の守人(シティ・ウォッチ)”はエダードを裏切り、彼は捕らえられ、部下は皆殺しにされてしまう。一方、訓練を終えたジョン・スノウは“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”の誓約をする。ロバート王の命によりデナーリスが危うく毒殺されそうになったことで、ドラスク人部族のドロゴは兵士たちを集めてウェスタロス侵攻を決意し、生まれてくる子供のため七国王を制覇し“鉄の玉座”を取り戻すと誓う。
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第8話 進軍
ロバート王の死後、ラニスター家によるスターク家への迫害が始まる。スターク家ではエダードの長男ロブが戦に備えて旗主たちを招集する。娘サンサは父親への恩赦を懇願する。そして、サーセイ王妃はサンサにキャトリンとロブが新王ジョフリーに忠誠を誓うよう手紙を書けと迫る。だが、サンサの手紙を読んだロブは、軍を整え、南へ進軍するのだった。謀反人の烙印を押され、地下牢に収監されたエダードは、予期せず小評議会のヴァリスと手を組むことになる。ジョンと“冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)”は“壁”の外にいる古の悪と対峙する。 “狭い海(ナロー・シー)”の向こうではドロゴの軍勢が七王国へ向かっていた。
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第9話 ベイラー大聖堂
スターク家とラニスター家による初めての戦いの準備が進む中、“小鬼(インプ)”ティリオンは山の民の仲間を率いて戦いに臨む。一方、エダードの長男ロブと妻キャトリンは老獪なウォルダー・フレイ公とある取引をする。 ドスラク人部族の女王デナーリスは怪我の悪化から瀕死の状態に陥ったドロゴの命を魔女の血の魔術を使ってどうにか救おうとする。 “壁”ではメイスター・エイモンが自らドラゴンの血を引くターガリエン家の血縁者であることを、ウェスタロスの不穏な空気に気を揉むジョンに打ち明ける。 小評議会の宦官ヴァリスが地下牢に幽閉されたエダードのもとを訪れ、エダードに虚偽の自白をし、新王ジョフリーにかしずくよう忠告する。娘たちの命を救うためエダードは陰謀を認める虚偽の告白を行うことを決め、ジョフリーを“鉄の玉座”の正当な後継者と認めて忠誠を誓う。しかしジョフリーは無慈悲にエダードの処刑を命じてサンサを凍りつかせる。
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第10話 (最終話) 炎と血
エダード処刑の知らせはたちどころに七王国の行く末を案じる人々の間に広がり、スターク家の人々たちに激震をもたらす。スターク家の人々は七王国から離脱し、エダード亡き後の今、長男ロブを“北の王”とし戦うことを決意した。スターク家の捕虜となったジェイミーと亡きロバート王の弟はそれぞれジョフリーの玉座に異議を申し立てる一方、タイウィン・ラニスターは息子のティリオンを“王の手”としてジョフリーと王妃サーセイの地位を確固たるものにしようとする。ジョンはエダードの復讐を果たすために“壁”から脱走しようとするが、仲間の説得で押し留まる。そして“壁”の外にいる強大な敵を探す遠征へと赴くのだった。デナーリスは死産となった息子と魔女の裏切りの魔法によって植物状態にされてしまったドロゴに悲嘆する。そして憐れみからドロゴを自らの手で窒息死させると、魔女を道連れに火葬を執り行う。ドロゴの亡骸の横にドラゴンの卵を並べたデナーリスが燃え盛る炎の中に入っていくと、炎は一段と高く立ち上っていく。翌朝、燃えさしの中から生まれたばかりのドラゴンを従えたデナーリスが姿を現すのだった。
作品詳細
(2011年エミー賞2冠)(2012年エミー賞最多6冠)(2012年ゴールデングローブ賞)本年度、最大の注目作、到来!!七国争覇をめぐって史上最大の戦いが繰り広げられる、映画を超える空前のスケールで実現した王国の存亡を懸けた壮絶な闘いを描くアクション・スペクタクル巨編。ダイナミックで陶酔するほど壮大な世界“七王国”。緻密な世界観が生む空前のスペクタクルと、激動の物語。エミー賞を総なめにし、全米DVD売上1位を達成。映画史に金字塔を打ち立て、構想年&製作年を費やした入魂作。創造した圧倒的なスケールと陶酔感の舞台となるのは、“七王国”の壮大な世界観。その豊かな大陸には7つの大国が存在し、幻想美と生命力に満ちあふれている。空前絶後のスケール感で展開しながらも熱い共感を呼び起こし、観る者を新しい次元の世界へと誘っていく。映画を超えるスペクタクルの極致。21世紀の革命的な超大作としてすべての観客を魅了し、至高の興奮をもたらす。そして人類史のような時間軸が刻まれていく一大歴史スペクタクルのような重厚感。7つの王国から成る大陸を舞台に、大陸全土の覇権争いに絡む者たちの愛と野望を過激な描写満載でドラマチックに描く。映画『トロイ』などの脚本家デヴィッド・ベニオフが製作総指揮と脚本を手掛け、原作者のジョージ・R・R・マーティン自身も製作に加わっている。原作は全世界で1,500万部を突破し、ベストセラーを記録。現代最高のファンタジー小説ともいわれ、共同特別総指揮を務めるファンタジー作家ジョージ・R・ R・マーティンの長編小説「氷と炎の歌」シリーズを完全映像化し140以上の国と地域で話題を集めている。原作にほぼ忠実に仕上げた巧みな脚本、壮大なスケール感、それぞれに個性豊かなキャスト陣を集め、最高傑作と呼ぶに相応しいスペクタクル超大作「ゲーム・オブ・スローンズ」。ファンタジーであるが、その世界観は中世イギリスを彷彿とさせ、『ロード・オブ・ザ・リング』の系統に繋がるRPG的要素を含む壮大なストーリーが描かれており、歴史大河ドラマファンも必見。ファンタジーの枠を超えた大人向けのスペクタクル・アクション巨編となっている。世界各地で敢行されたロケーションによる映像美も話題を集めている。七王家それぞれの個性や、スコットランドやアイルランドなどで撮影された映画顔負けの圧巻の映像美に加え、覇権をめぐる確執や陰謀、愛憎渦巻く人間ドラマなど、ダークな色合いが濃いのも魅力。次々と登場する美男美女にも注目だ。全7部構成と映画を超える壮大な世界観で描かれる本作、ファースト・シーズンは、そのうちの第1部「七王国の玉座」からのストーリーが展開する。『ロード・オブ・ザ・リング』などで知られる主演のショーン・ビーン、エミー賞、ゴールデングローブ賞で助演男優賞を獲得している『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』の個性派ピーター・ディンクレイジらが出演。「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」といった傑作TVドラマを放ってきた有料チャンネルHBOだからこそ描き得るシーンも多く、ダークでディープな異世界へと誘う。渦巻く策略・嫉妬・純愛をドラマチックに描いていく。「女性とは?」「男性とは?」そして「人間とは?」と、あらためて考えさせられる。ファースト・シーズンは本国アメリカで、テレビ版のアカデミー賞と言われるエミー賞や、歴史あるゴールデングローブ賞でも受賞を果たし、セカンド・シーズンはエミー賞で6 部門に輝いている。アメリカドラマ界で大ヒットを記録し社会現象とまでに、既にサード・シーズンの放送も決定済みの「ゲーム・オブ・スローンズ」。 中毒になること請け合いの壮大な王位争奪戦に乗り遅れるな!