究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲ―だったら
史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!
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- 作品詳細
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第1話 VR×リアル
結城宏(ヒロ)はゲームが大好きな高校生。今日は待ちに待った新作フルダイブRPGの発売日!…だったが、半ば騙されるような形で売り付けられたのは、ZZ指定の超問題『極(きわめ)・クエスト』。「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった―リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!
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第2話 過疎ゲーの住人
親友のマーチンを殺してしまった容疑で犯罪者として追われる身となったヒロ。 助けを求めるべく、数少ないリアルプレイヤーの一人であるギンジを探すことになったが、その間もアリシアに命を狙われるなど散々な目に合う。
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第3話 大人のイベントタイム
リアルプレイヤーのギンジに裏切られ、殺人犯として投獄されてしまったヒロ。さらには殺してしまったマーチンが亡霊の姿で憑りついてくる始末。そんな超ピンチの状況に駆け付けたのは、赤髪美少女の異端審問官のミザリサだった。
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第4話 ただ一人の攻略者
ミザリサに拷問されかけ失禁するというまたもや散々な目に遭うヒロ。嫌気が差したヒロはキワクエを売却すべく、ゲームショップを訪れるが、レオナに強引に薦められ、キワクエを唯一クリアした高校生が作った攻略サイトを見ることに。それは、とてもじゃないが正視に耐えない内容で…。
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第5話 殺人鬼の苦悩
ゲーム内最強のNPCであるテスラのおかげで、ようやくマーチン殺害の容疑が晴れたヒロ。しかし世間の目は冷たく、キワクエ内の住人からは未だに殺人疑惑をかけられたままでいた。さらにお金を稼ぐために職業案内所に行くも、ヒロの失言から受付の女性を怒らせてしまう始末。そんな甲斐性のないヒロにレオナが提案したのは、とあるリアルプレイヤーからお金を借りることだった。
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第6話 ナイフとノコギリ
武器の剣を手に入れるために、旅立ちの部屋に戻ったヒロだったが、そこで待っていたのはアリシアだった。途中ミザリサがヒロを守るために奮闘するも、ステータスが異常に上昇したアリシアを止められそうにない。唯一の手掛かりはカムイが攻略サイトに書いていたメッセージ―『戦って勝つのは無理―なら考えろ。戦わずして勝つ方法をな』狂気に満ちた幼馴染を止めるためにヒロが取った行動とは?!
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第7話 生存確率0.1%
テッドの町が炎上している。古参プレイヤーのレオナも経験のない事態に焦るヒロ。そう、ついにゴブリンが町へと攻め込んできたのだ。ゴブリンを倒そうと意気込むヒロだったが、肝心要の剣は錆びていて使えないことが判明。せめて逃げる前にひと目だけでもゴブリンの姿を見ようとするが、そこには逃げ遅れたNPCの小さなの女の子がいた。
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第8話 入隊と洗礼
ゴブリンの脅威から町の人々を守るためにテスラ率いる町内衛兵隊に入ることになったヒロ。同じタイミングで入隊することになったグラナダ、パルーとともに実技訓練を行うことになる。ようやくRPGゲームっぽいチュートリアルがはじまった!と意気込むヒロだったが、剣術が素人のヒロはついていけるわけもなく…。
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第9話 妖精の力
衛兵隊の訓練に全くついていけず、仲間たちからもハブられてしまったヒロ。挙句の果てに同期のグラナダとパルーからはお金をせびられてしまう。現実世界と同じ状況に辟易するヒロに、真の妖精の力を見せつけるべく、ついにレオナが立ち上がる…!
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第10話 新たな仲間
ついに明かされる本当の真実…!レオナがここまでしてキワクエをクリアすることに執念を燃やす衝撃の事実が明らかに。そしていよいよゴブリン襲来の日がやってきた。衛兵隊にも新たな仲間が入ることになったが、それはヒロにとっては最悪のメンバーで…
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第11話 行き止まりの町
再びゴブリンが町に攻め込んできた。ヒロはゴブリン以外の脅威とも戦いつつ、町の中心部に向かうが、町王ガバンの屋敷に複数のゴブリンが侵攻しているというのを耳にする。テスラとともに屋敷に急ぐが、そこにいたのはかつてテスラが戦った一つ目のゴブリン「ワンアイ」だった。
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第12話 (最終話) リアル×VR
すべての黒幕はテスラとガバンだった。衝撃の事実に驚きを隠せないヒロだったが、意を決してテスラに対決を挑む。果たしてゴブリンの王をも上回るこの最強のNPCを倒し、テッドの町をクリアすることができるのか…?!
作品詳細
冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手したフルダイブRPG『極・クエスト』。技術の粋を集めて作られたこのゲームは「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった―リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。「フラグ数10,000,000,000,000,000以上!?身体能力も現実そのままかよ!!」「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。史上最高にリアルなゲームよ!」報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!