天空の蜂
制作年:2017年/6話/本編時間:55分
「シゲ」の正体が三和明夫(金子ノブアキ)であることを突き止めた滋子。急いで明夫の家を訪れるが、そこには明夫の姿はなく、部屋の中には血痕が残っていた。誠子を守らなければ、と焦る滋子。治美は元の担当弁護士を解雇されるが、元がまだ何かを隠しているのではないか、と疑っていた。明夫の手が誠子に及ぶことを危惧した滋子と治美は金川に面談を申し込む。一方、元は滋子の口から誠子の状況を知り、「ある決意」をする。
宮部みゆきのミリオンベストセラー「楽園」を、主演に仲間由紀恵を迎えて初の映像化。社会の暗部を精緻なタッチで描き出したヒューマンドラマの最高峰。
当時15歳の娘を殺害し、遺体を自宅の床下に16年間隠していた土井崎夫妻の事件がニュースを騒がせていたある日、小さな編集プロダクションで働くライターの前畑滋子(仲間由紀恵)のもとに、主婦の萩谷敏子が訪ねてくる。敏子は、10歳の息子・等に“他人の記憶が見える”特殊能力があるかもしれないと前置きし、等が描いたという1枚の絵を差し出す。そこにはコウモリ形の風向計が特徴的な家の中で横たわる、灰色の顔をした少女が描かれており、土井崎夫妻の事件に酷似していた。滋子は半信半疑で調査を引き受けるが、等は交通事故で亡くなってしまう。一方、土井崎夫妻の次女・誠子は、父の代理という弁護士・高橋治美から、両親が誠子と縁を切ろうとしていると聞かされ戸惑う。そのころ、ある街で女子高生が監禁されていた―。ばらばらに思える事件はやがて1つの“真実”へ。滋子の奮闘が今始まる!
[監督]権野元[プロデューサー]青木泰憲/伊藤仁吾[原作]宮部みゆき[脚本]篠崎絵里子[音楽]羽岡佳
楽園
「模倣犯」の傷が癒えぬまま、わたしはまた深みにはまる。