私が恋した男オ・ス
キスから始まるのって、あり?
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第1話 最悪の記念日
人の感情の色が見える不思議な能力を持った若き実業家、オ・ス。彼が女性と話す現場をたまたま目撃したソ・ユリは、スをひどい男だと思い込む。ある日、スが、祖父の営むカフェを手伝っていると、恋愛中に現れる赤いかげろうをまとったパク・ミノが来店する。スは、恋が実る花粉をコーヒーに入れる。すると、それを飲んだミノは、プロポーズを期待してやって来たユリに突然、別れ話を切り出す。
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第2話 偶然の再会
泥酔したユリは、カフェの前で倒れ込む。それを見たスは、外に放っておくわけにもいかず、カフェの中に担ぎ入れる。スのいない間に目覚めたユリは、そこにあったコーヒーをつい飲み干してしまう。その後ユリは家に帰るも、また倒れて救急搬送される。搬送先の病院で元気になったユリは、幼なじみのキム・ジヌと偶然に再会する。一方、スは、ユリが自殺したと勘違いして病院まで駆けつけてきていた。
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第3話 受け継ぐ者
路上で気を失ったスは、勤務中のユリに助けられる。オ家に代々備わる能力を受け継ぐスは、この一件で宿命を受け入れ祖父のカフェを手伝うことに。一方、ミノからの贈り物を処分したユリは、転居時の保証金もミノに返す必要があることに気づく。金の工面に悩んだユリは転居を決意する。が、偶然にもオ家が家主だったことで、スが保証金の一部をユリに返金するよう祖父を説得し、ユリは転居を免れる。
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第4話 保護者と先生
妹のスジョンの保護者面談のため、学校を訪れたユリ。校舎裏で男子生徒に絡む不良グループを見かけたユリは、説教の末に彼らと乱闘になる。そこにジヌが止めに入り、2人は2度目の再会を果たす。ジヌはスジョンの担任だった。一方、野良猫の世話を通じて、少しずつ心を開いて会話するようになるスとユリ。そんな中、ひょんなことでスと知り合いになったハン・ヒョジンが、スのカフェを訪ねてくる。
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第5話 気になる人
キスの賠償をキスで返すとユリに提案するス。戸惑いながらも目を閉じるユリを見て、スは笑う。バカにされたと感じたユリは気まずさと腹立たしさに高ぶるが、時折見せるスの優しい表情が気になり始めていた。そんな中、ジヌはユリの家に押しかけてデートに誘う。他愛のない会話で2人がじゃれているところを見かけたスは、その光景がずっと頭を離れず、抱いたことのない感情にいらだっていた。
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第6話 素直になれない心
ユリから、自分に関心があるのかと聞かれ、うろたえるス。ところが、そこにジヌが現れる。ユリの赤いかげろうを見たスは心情とは裏腹に、関心はないと言い放つ。話がある、とジヌに言われてスのカフェに連れて行かれたユリは、告白されるものと思い込み慌てる。スに聞かれることを案じてジヌを外に連れ出したユリだが、ジヌの話というのは、入院しているユリの母の転院先についてのことだった。
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第7話 告白
ひょんなことから、スに食事をおごることになったユリ。スの行きつけの高級店に行くが、サラダしか食べないスに納得がいかないユリ。さらに、無理に会話しようとする人間についてのスの持論を聞き、ユリは困惑する。その帰りの車内で、眠るユリを愛おしそうに見つめるスを、ジヌは見ていた。ついにユリに、付き合おうと告げるジヌ。彼の気持ちに薄々気付いていたものの、突然の告白にユリは戸惑う。
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第8話 僕を頼って
ユリの母が倒れたので、入院先の病院で夜を明かしたユリとス。ユリがミノと別れたことを聞いたユリの母は、スをユリの新しい恋人だと紹介され、自分にも優しく接する彼に好感を抱く。ソウルに戻り、何かあったら僕を頼ってほしいと告げるスだが、ユリは強がって聞き入れない。が、またも母の容体が急変し、ユリは一目散にスのカフェに向かうも、スの姿はない。すると、そこにジヌが現れて…。
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第9話 急接近
連絡がとれないスを心配してカフェを訪ねるユリ。スは、ス・カンパニーの代表ナム・ジソクと、スに思いを寄せるヒョジンと共にドイツに出張に行っていた。検査の結果、母の病状が悪いことを知ったユリはさらに落ち込む。そして帰国早々、兄のオ・ガナにユリのことで責められるス。事情を知らなかったスは、家を飛び出してユリの家に向かう。その時、ぼんやりと外を歩いていたユリの携帯電話が鳴る。
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第10話 父と娘
ユリと並んで歩くスの姿を見かけたガナ。冷やかしつつも、スの成長ぶりに、ガナは喜ぶ。ある日、ユリの所に怪しい男が訪ねてくる。通りかかったスは、その男の不穏な黒いかげろうを見て追い払う。しかし後日、再びユリの前に現れたその男は、10年前に殉職した父が助けた男だった。身勝手な男の謝罪に、憎しみと悲しみがこみあげるユリ。そのことをスに打ち明けると、スは優しくユリを受け入れる。
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第11話 初めての恋
ヒョジンがリークした、彼女とスの偽の熱愛記事を読んだユリは、スの真意が分からず避けるようになっていた。そこでスはユリの誤解を解こうと、何度もメールを送り積極的にアプローチをするようになる。それでもユリは、なかなか彼に返信することができずにいた。そんなある日、ユリはガナから、スが居眠り運転をして病院にいると聞く。心配でたまらないユリは、スに大量にメールを送り…。
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第12話 壊れる予兆
付き合うことになったユリとス。そんな中で、ユリは交際を申し込まれていたジヌへの返事をきちんとしようと彼に会う。ユリの気持ちに気付いていたジヌは返事を聞かず、これからも頼りにしてほしいとだけ伝える。その後、母を見舞いに行った病室でスと楽しく過ごしていたユリは、突然めまいに襲われる。頻発する暴行事件の捜査をしているユリは、疲れているせいだとやり過ごす。
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第13話 カップルたち
暴行事件の犯人を追跡中に意識を失ったユリ。スジョンから連絡を受けたジヌと、そこにスも現れ、鉢合わせた2人はユリを巡って幼稚な小競り合いを繰り広げる。一方、ジソクは、昔、家庭教師をしていた教え子のチェリと再会し、恋心が再燃していた。スの助けでチェリに猛アタックし、付き合うことになったジソク。そんな中、順調に交際中のユリとス。ある晩、ユリの家に突然、スが訪ねてきて…。
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第14話 悲しい運命
ユリが花粉入りのコーヒーを飲んでいたことを知り、愕然とするス。両親に起きた悲劇を自分とユリに重ね、スは深い絶望におそわれる。翌日、スの体調を心配するユリは、スを見舞いに自宅を訪れる。ユリに分からないよう日本語で、心の葛藤をユリに吐露するス。一方、酔った勢いで一夜を共にして以来、お互いを意識するようになっていたガナとヒョジン。ガナは気持ちを素直にヒョジンに伝える。
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第15話 あなたを守るため
暴行事件の犯人検挙に向けて、自宅で、近所の主婦たちと共に見回り対策を練るユリ。そこに、出前の配達でチョルスがやってくる。スジョンは、チョルスの様子にどこか違和感を感じる。一方、頻繁にめまいに襲われるユリの身を案じつつも、別れることができないス。常に居場所を教えるようにユリに約束させる。そんなスに内緒で、ユリはある日、暴行事件の容疑者に会いにいこうとする。
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第16話 愛の行方
スから一方的に冷たく別れを告げられたユリは、理由も分からずに苦悩していた。スもユリの様子を心配して、こっそりスジョンを呼び出してユリに何かあれば知らせるよう伝える。そのことを知ったユリは、スの家を訪ねる。そして、スの口から、スの家のことや家門の木にまつわる秘密をついに知らされる。一方、ユリとスが別れたことを知ったジヌは、ユリを放っておけず、ユリを訪ねてくる。
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第17話 最後の賭け
ドイツ行きに向けて準備を進めるス。偶然を装って会ったユリに、心の整理がついたから安心して旅立つよう諭されるが、精一杯の強がりでしかないことがお互い分かっている2人。一方、ガナとチェリ、ジソクとヒョジンとが集まって食事をしていた。その夜、ガナはヒョジンへの思いを募らせ、結婚したいチェリは煮え切らない態度のジソクに別れを迫る。同じ夜、スのもとに、一冊の本が届けられる。
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第18話 (最終話) 再び巡り会う日
家門の木の花粉を飲み、倒れたス。本当は意識を失ったまま家に居たスだったが、ガナの配慮で、彼は無事にドイツに出発したと聞かされたユリは、ひとり涙を流す。月日は3年が過ぎ、ユリは特進し、スジョンは大学生になり、各々が新しい生活を送っていた。しかしユリの心の中には、いまだにスの存在が大きく残っていた。そんなある日、スが帰国し、営業をやめて久しいカフェにやってくる。
作品詳細
画期的なAIの開発者として注目を浴びるプログラマー、オ・ス(イ・ジョンヒョン)。自分自身は恋愛に興味はないのに、彼には人の感情を見ることのできる力があり、さらには、一族が代々守ってきた木から採れる不思議な花粉を使って、人々の恋を手助けしていた。ある日、スが祖父の営むカフェを手伝っていると、そこに、恋愛中に現れる赤いかげろうをまとったパク・ミノ(ユイル)とその恋人ソ・ユリ(キム・ソウン)がやってくる。恋の手助けをしようとしたスは、“恋を実らせる花粉”が入ったコーヒーをミノに飲ませる。ところが、二股をかけていたミノは、本命ではないユリに別れ話を切り出す。現実を受け止めきれないユリはやけ酒で酔い潰れ、スのカフェの近くで倒れてしまう。そんなユリを見捨てることができないスはユリをカフェに連れて行くのだが、近くにあったコーヒーを飲んでしまったユリは、スにいきなりキスをする。実はそのコーヒーには“接触の花粉”が入っていたのだった。スのカフェがユリの家の前ということもあり、それから2人は事あるごとに顔を合わせることに。そんな中、ユリは幼なじみのキム・ジヌ(カン・テオ)に再会し、2人の仲は急速に縮まっていく。スは、そんな2人を見て沸き起こる感情が恋なのだと気づき始めるのだが、スには「花粉を摂取した相手とは決して結ばれない」という、木を守る者の掟があった。