アクト・オブ・キリング《オリジナル全長版》
「あなたが行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?」私たちが見ているものは、悪の正体―前代未聞の手法を用いて人間のモラルを揺さぶる、衝撃のドキュメンタリー
2012年 121分 PG12
字幕
作品詳細
これが“悪の正体”なのだろうか―。60年代のインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その実行者は軍ではなく、“プレマン”と呼ばれる民間のやくざ・民兵たちであり、驚くべきことに、いまも“国民的英雄”として楽しげに暮らしている。映画作家ジョシュア・オッペンハイマーは人権団体の依頼で虐殺の被害者を取材していたが、当局から被害者への接触を禁止され、対象を加害者に変更。彼らが嬉々として過去の行為を再現して見せたのをきっかけに、「では、あなたたち自身で、カメラの前で演じてみませんか」と持ちかけてみた。まるで映画スター気取りで、身振り手振りで殺人の様子を詳細に演じてみせる男たち。しかし、その再演は、彼らにある変化をもたらしていく…。
スタッフ
[監督]ジョシュア・オッペンハイマー(C) Final Cut for Real Aps, Piraya Film AS and Novaya Zemlya LTD, 2012