トランスポーター ザ・シリーズ
プロの運び屋=トランスポーター 依頼品はいつもワケあり
- エピソード
- 作品詳細
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第1話 父の秘密
今回の依頼品はデリアという娘。滞在先のベルリンから元軍人である父が待つ屋敷まで送り届けて欲しいという簡単なものだ。しかし、そこには彼女を誘拐しようと企む怪しげな男たちの姿が―。デリアの父は経営する会社の違法ビジネスを発見し、インターポールへの告発を決意していた。そのことから犯罪組織から命を狙われており、いまやその危険はデリアにまで及びはじめていた―。
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第2話 敵からの贈りもの
ベルリンの組織から仕事の依頼を受けたフランク。その組織には、かつての同僚・ジミーの姿があった。その昔イギリス軍特殊部隊に所属していた2人は互いを信頼し合い強い友情で結ばれていた。しかし、ある任務で起きたミスがきっかけでジミーは捕らわれてしまい、それ以来自分を見捨てたフランクをずっと恨んでいた。ジミーは今回の依頼を使ってフランクを陥れようと密かに復讐を計画し始める―。
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第3話 未来のエンジン
自動車の燃費効率を大きく向上することの出来る画期的なシステムが発明された。開発者の娘・トリーナから、その試作品をパリで開催されるモーターショーまで届けてほしいと依頼されたフランク。しかし、燃料の売上に響くことを恐れた石油会社の社長・ユルゲンは、装置の完成を喜ばしく思っていなかった。装置の発表を阻止しようと暗躍するユルゲン達により、残された試作品はトリーナが持つただ1つだけ。彼らの妨害を無事逃げ切り、果たしてフランクはパリまで依頼品を届けることができるのか!?
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第4話 盗まれた心臓
瀕死の息子のために臓器ドナーの提供を待ち続けるふたつの家族。そんな彼らの一方に適合ドナーが現れたと知らせが入る。選ばれなかったもう一方の少年の父親は、南フランス最大の犯罪組織のボス・ドラゴだった。その頃、ある病院で依頼品のトランクを受け取ったフランク。中身はなんと少年に移植されるはずの心臓だった。ドラゴはトランスポーターであるフランクを利用して病院から心臓を盗み出そうと画策していた―。
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第5話 盲目の友人
依頼を受け、米フィラデルフィアへと飛んだフランク。受け渡し場所に現れたのは古くからの盲目の友人、ジャック・パーキンスだった。CIAエージェントであるジャックは、スパイ容疑をかけられ、今は仲間たちから追われる身となっていた。彼が助かる方法はただ1つ、全機密情報の入ったハードディスクを探し出し無実を証明するしかない。CIAを相手に、フランクとジャックはハードディスクを奪取し、本当のスパイを探し出せるのか?
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第6話 ブラッド・ダイヤモンド
トロントにある世界的に有名な警備会社。そこにある厳重警備された金庫から荷物を運び出してほしいと依頼が舞い込む。受け取った品は一見ただの金属の塊にしかみえないが、実は内部に資産家オサリヴァンに関する特大スクープが隠されていた。一方、スキャンダル発覚の恐れに気付いたオサリヴァンは、情報を揉み消そうとフランクのもとに多数の刺客を送り込む―。
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第7話 冷たい手
トロントの建設業界の大物から依頼が舞い込んだ。しかし荷物の受け渡し場所が突然変更したり、約束の時間を越えても誰も現われなかったりと、スムーズに仕事が進まない。それどころかフランクは突然濡れ衣を着せられ逮捕、刑務所送りとなってしまう。いつの間にか罠にハメられていたと激昂するフランクだが、その裏には土地開発をめぐる血なまぐさい争いが絡んでいた―。
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第8話 プロの誇り
指定された時間までに100万ユーロをマルセイユに運んでくれと依頼が入る。だが、フランクの他に同じ依頼を受けた人物が2人いた。彼らの職業も運び屋だ。目的地に一番先に到着した者には、更なる報酬と今後の仕事の契約を保証するという。最速最強の運び屋は一体だれなのか?トランスポーター同士の戦いの幕がいま切って落とされた!
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第9話 復讐の炎
フランクはデリバリー先であるパリへと向かうが、テロへの警戒強化のため街の至る所で検問が行われていた。荷物を怪しまれたため、やむなく検問を強行突破したフランク。依頼品を無事に届けたものの、テロリストの容疑をかけられてしまう。一方、届いた依頼品を前に決意の表情を浮かべる男・ガッサムの姿があった。中東からの移民である彼は、ある事件がきっかけで死んでしまった弟の仇をうつため、爆弾テロを起こそうと画策していた―。
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第10話 すり替えられた名画
ベルリンのとあるギャラリーで依頼品を受け取ったフランク。その中身は、カミーユ・ピサロという芸術家による絵画だった。四季をテーマに描かれた4枚が存在し、1枚2000万ユーロ以上する代物だ。しかも4枚全てが揃えばその価値は5倍以上に膨れ上がるといわれており、依頼人のカイバーは血眼になって絵画を探し回っていた。時を同じくして、その絵画を狙う女の姿があった。彼女はピサロの子孫だといい、戦時中に奪われた絵画を取り戻そうと画策していた。しかし、フランクが運んでいる絵画は贋作であることが判明し―。
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第11話 消えた試作品
画期的な次世代ナノテクノロジーが間もなく完成しようとしている。しかし莫大な開発費用を援助してきたカン産業は、技術を軍事利用して新兵器を開発し、更なる巨万の富を得ようとしていた。開発者のカーソンは、たったひとつの試作品を守るためにある方法を思いつく。それは、試作品であるマイクロチップ入りのカプセルをフランク自身に撃ち込み、安全な場所まで運ばせる、というとんでもない方法だった。しかも12時間以内に指定の場所に届けられなければ、カプセルから毒が溶けて死に至るという―。果たしてフランクの運命は?
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第12話 (最終話) 真実を知った女
今回の依頼品はジェットという女。しかし、彼女を指定の場所まで送り届けた矢先、ギャングの襲撃に遭い依頼人は殺されてしまう。ジェットは天才ハッカーで、フランス国内情報中央局の機密システム内に侵入した際に、ある極秘情報を知ってしまったという。その頃、何者かがカーラを人質にとり、フランクにジェットとの身柄交換を迫る。そして時を同じくして、謎の男とコンタクトをとるジュリエットの姿があった―。
作品詳細
1.契約厳守。2.名前は聞かない。3.依頼品は開けない。3つのルールを自分に課し、闇の運び屋として職務を全うするプロ中のプロ、フランク・マーティンは、超高額な報酬と引き換えにどんな依頼品でも正確に目的地まで運ぶ、超凄腕の闇の運び屋=トランスポーターだ。彼のもとに舞い込んでくる依頼は、その腕を頼ったクライアントからの死と隣り合わせの危険なものばかり。元CIA工作員で現在はフランクの仕事をサポートする情報収集のエキスパート、カーラと、車のメカニックである友人ディーター達の協力を得ながら、日々任務を全うしている。しかし彼の元に届く依頼は、血の匂い漂うワケありの仕事ばかり。舞台はマルセイユ~ニース~ベルリン~フィラデルフィア~そしてトロントへ。次々に舞い込んでくる危険に満ちたミッションと襲いかかる敵の数々に、フランクはどう立ち向かうのか!?