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大杉漣がおすすめする
「俳優の演技に酔いしれる映画」

日本を代表する名優・大杉漣さんは、さまざまな役柄を演じてきただけでなく、あらゆるジャンルの映画を数えきれぬほど鑑賞してきた。そんな豊富な映画体験のなかから大杉さんが選んだのが、ハリウッドリメイクも決定している韓国映画『新しき世界』だ。

新しき世界
“父"への忠誠か、“兄"との絆か。潜入捜査は終わるはずだった…。
孤独な男が夢見た新しき世界とは―。
チェ・ミンシクなど韓国を代表する演技派俳優達が織りなすクライムサスペンス。
監督・脚本:パク・フンジョン
出演:イ・ジョンジェ、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン、パク・ソンウン、ソン・ジヒョ
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男3人の三つ巴戦、丁々発止がたまらなく面白い!

 この『新しき世界』に主演するイ・ジョンジェさんと2000年に『純愛譜』という韓国映画で共演したこともあり、さらにチェ・ミンシクさんやファン・ジョンミンさんという韓国を代表する俳優の出演する作品ですから見逃すわけにはいきません。潜入捜査官ジャソンと、彼の上司であるカン課長、犯罪組織の兄貴分チョン・チョンという、三人の男たちの深く切ない丁々発止がたまらなく面白かったのです。また三者三様の演技もこの作品の見どころであります。強烈な暴力シーンもありますが、その背景にある人の姿もしっかりと描かれていると感じました。『韓国版ゴットファーザー』と言っても過言ではないと思います。ぼくも俳優として「ああ、こういう緊迫感のある作品をやってみたい」と素直に思いました。

本作のパク・フンジョン監督は、脚本家としても活躍されており、映画『悪魔を見た』では、チェ・ミンシクさん演じる殺人鬼を、これでもか、これでもかとあらゆる手法で追い込むのですが、そのあまりの執拗さに最後には笑いがこぼれるほどでした。その作風は、『新しき世界』でも健在です。パク監督は、映画少年だったそうで日本映画にも精通されています。70年代の日本のヤクザ映画から今日の日本映画まで、特に深作欣二監督や北野武監督から影響を受けたそうです。『新しき世界』の冒頭やエレベーターのシーンは、『ソナチネ』の影響もあるのでしょうか。予定調和でない、予測出来ない世界、人間の機微を深くえぐる描写、とにかくチカラある映画です。是非多くの方に楽しんでいただきたいですね。

大杉漣

1951年徳島県生まれ。74~88年、世界的に評価された太田省吾主宰の「転形劇場」に所属し、舞台俳優として活躍する。劇団解散後は映画、テレビなど広く活動の場を広げ、邦画界には欠かせない名優として監督からの信頼も厚い。

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(c)2010 PEPPERMINT&COMPANY CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. レンタルする
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(C)2012 SHOWBOX/MEDIAPLEX AND CAPTER FILM ALL RIGHTS RESERVED.
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